正解、食べられます!
クチキトサカタケ食毒不明

7月下旬から8月上旬にかけて、
所用のために、東京〜群馬〜秋田〜青森に遠征。
一年でいちばん暑い時期に、北海道を脱出するのは、
おそらく、25年とか30年ぶりくらいのことで、
行く前から、精神的に、暑さに負けてました(笑)。

羽田空港で、飛行機から出た瞬間、
何というか、全身の肌がびっくり!
空気が体中にまとわりついてくるような感じ。
実は、これはまだ序の口だったのですが、
それでも、心と体に黄色信号が点滅し、
空港の出口の真ん前に「銀座ライオン」を見つけると、
たまらず、涼を求めて駆け込みました……。
(単にビールが飲みたかっただけだろ!)

冷房の効いた京浜急行の電車を降り、
品川駅のホームに降り立った瞬間に、
本当の暑さに体当たりされました。
山手線を待つホームはまるでサウナ。
並んでいる皆さまはもう慣れたもので、
タオルを片手に余裕の笑顔さえ浮かべています。
すごいなあ……。

このときは心も体もびっくりしすぎたのか、
ほとんど汗をかくこともなかったのですが、
そのあと、高崎駅で電車を降りたとき、
群馬県人の偉大さを身にしみました。
気温39度って……。
ひいいいい……。

ぼくが北海道へ連れ出す前の柴犬はなさんは、
この暑さに耐えていたのか、と思うと、
(まあ、実家は、エアコンを使ってましたが)
さらに尊敬の念がこみあげてきました。

そんな関東&東北遠征の中、
青森でちょっと時間をつくって、
白神山地に足を伸ばしてきました。
真夏のブナの森と初めてのご対面。

青森秋田も厳しい暑さが続いていましたが、
やはり、森の中は、超快適でした。

きのこの姿はそこここに見られ、
休憩をしようと腰を下ろそうとした倒木に、
きのこらしからぬ変な形のきのこ発見!
クチキトサカタケです。

クチキトサカタケは、夏から秋に、
ブナやカエデなど広葉樹の倒木から発生します。

塊状の基部から、
先端が丸く平滑の棍棒状〜平らな突出が多数。
色は杯黄緑色〜明るい緑がかった灰色、
のち、成熟すると、オリーブ色に変化します。
きのこ部分の経は5〜12cm、高さは3.5〜5cm。

食毒不明。

場所によってはレッドデータブックにも記載されている、
日本固有種のきのこです。
採らず、食べず、じっくり観察、鑑賞しましょう。

それにしても、暑い暑いとあえいでましたが、
阿寒湖の夏は関東や東北に比べたら、
まだまだ快適でした。

内地の皆さま、もう少し?で、秋ですよ!
日々、ご無事で!

このコンテンツでは、
				きのこの食毒に触れてますが、
				実際に食べられるかどうかを判断する場合には、
				必ず専門家にご相談ください。