森山の妻 |
「あら小林さん。おひさしぶり!」 |
小林 |
「どうもこんにちは。
この度はおめでとうございます。
男の子ですか、女の子ですか?」 |
森山の妻 |
「そのことね。
実は育児休暇を取ったのは、
子供を育てるためじゃないの。
夫が赤ちゃんになって、
私や私の友だちが
一年間育ててあげるための休暇なんだ」 |
小林 |
「??? 上ってもいいですか?」 |
森山の妻 |
「どうぞ」 |
薄いピンクのベビー服、
口には本物と見まがうおっぱい型おしゃぶり。
座布団の上で寝息をたてる森山から、
微かにミルクの匂いがした。 |
森山の妻 |
「そのおしゃぶりは、
アイドルのおっぱいの型をとってつくった
オートクチュール。
好きなタイプを選べるの。
良太は赤ちゃんになっても欲張りだから、
Gカップを選んでアゴをはずしちゃった。
だから、今はAカップよ。
カルシウム入りで体にもいいの。
ほら、お父さんもいろいろ大変でしょ。
リストラされるかもしれないのに、
子供の学費も住宅ローンもきついし。
ストレスも大抵じゃないから、
育児休暇が必要なのよね」 |
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小林 |
「う〜む、なるほどなあ。
んっ?
こっちのおしゃぶりは、
張り型のような形をしてるようやけど・・・」 |
森山の妻 |
「うふ。ばれちゃた。
実はね、女も赤ちゃんに戻りたい時があるの。
それは私専用のおしゃぶり」 |
奥さんが頬を赤らめ拾い上げると、
黒いレザースカートがめくれた。
エロがからむと動体視力がチーター並みになる小林先生は、
一瞬を見逃さない。 |
小林 |
「見たか、北小岩。
奥さんはシルクのおむつをつけとったで。
おまけに穴つきや!」 |
北小岩 |
「穴つきおむつ・・・。
世の中には、
とことんまで無意味なものがあるのですね。
でもわたくし、大変興奮してまいりました」 |
小林 |
「奥さん、この大きな箱は何ですか?」 |
森山の妻 |
「それは熱帯保育器よ。
夜、全裸で入るの。
保育器の中は、南の島の木陰と同じ環境。
鳥のさえずりが聴こえて、波の音がするの。
子守唄を歌いながら、
哺乳瓶にトロピカルカクテルを入れて
飲ませてあげる。
そしてヤシの実ホールを
おちんちんにつけるのよ。
寝ている間中、ヤシの実が
一番気持ちのいい振動を送り続けるんだ」
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小林 |
「ということは、
フィニッシュ寸前の快感が
朝までえんえんと続くわけや」 |
ピンポ〜ン! |
森山の妻 |
「あっ、友だちが来たわ。
彼女、モデルなの。
3時のおやつは、彼女といっしょに
良太にいたずらしてあげるのよ」 |
小林先生は狩をする肉食獣のように、
玄関に走った。
そこには、蜜もしたたるいい女が立っていた。 |
小林 |
「くそう。
良太の野郎、こんなくびれた艶女から
3時のおやつをもらうんか!!
北小岩、俺は今日から残りの一生、
育児休暇をとるからな!!!!!」 |