小林秀雄のあはれといふこと

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。


其の六拾七・・・・冬のスポーツ


冬もラストスパート。
白い息を吐きながら、自分の限界にチャレンジする。
この季節ならではのスポーツが楽しめるのも後わずか。
スポーツマンのみなさま、今こそ味わい深い冬の競技で、
自分の金メダルを目指そうではありませんか。


(1)温泉全裸シンクロ男子の部

どれだけ気持ち悪いかを競う種目です。
フィギュア女子が「冬の華」と呼ばれるように、
全裸シンクロ男子は
「冬の鼻糞」の名を欲しいままにしています。
温泉からしぶきを上げて飛び出す金玉は、
特別に「温泉玉子」と形容されます。


(2)オナニー駅伝

冬といえば駅伝。
オナニーをしながら1人1キロ走りバトンタッチ、
合計10人で争います。
ちんちんに硬度計がつけられていて、
硬度が基準を下回ったら失格です。


(3)和式便器スケルトン

和式便器型ソリの金隠しに頭を入れ込みスタート。
時速120キロで和式便器が通り過ぎて行く様は圧巻です。


(4)洋式便器ボブスレー(2人乗り)

小さな洋式便器に2人がしがみつき、
氷で固められたコースを走ります。
バランスをくずすと便器が回ってしまい、
人々の失笑をかってしまいます。


(5)恥ずかしいカーリング女子の部

別室でとても恥ずかしい部分を撮影されます。
その写真をハウスと呼ばれる円の中心に置きます。
ストーンを投げ、1人で電動コケシで氷を削り進路を調整。
3投して恥ずかしい写真をストーンで隠し切れなかったら、
恥ずかしい写真がスクリーンに大写しに。


(6)寒中浣腸

流氷のオホーツク海で浣腸。
寒さと便意に耐えます。
観客は氷上のアザラシ。
競技途中で馬鹿馬鹿しくなった時に、
どれくらい集中力を発揮できるかがポイントです。


(7)おでん美人

観客が零下10度の部屋で震えながら待っています。
美人女子選手が持ってきてくれたおでんを食べます。
幸せな気分になります。
勝負なんて、この際どうでもいいじゃないですか。


(8)雪パンティ

女性同士の壮絶な戦いです。
相手の履く薄めのパンティの中に、雪をつめていきます。
雪が解けると中が透けて見えるので、私はうれしいです。


(9)子種フリーズ合戦

その場で自分の精液を出してエントリー。
部屋の温度を徐々に下げていきます。
敵の子種が早く凍るように、一生懸命うちわで扇ぎます。


(10)閉会式

冬のスポーツ閉会式は、
競技会主催者が中心になって行なわれますが、
そんなことでいいのでしょうか。
閉会式は各自の責任でとり行うべきだと思います。
私は冬のスポーツも今日で最後と決めた時、
速やかにパンツを脱ぎ、力の限り肛門を開いて北風を入れ、
閉じこめることをもって
閉会式にかえさせていただいております。


冬のスポーツ、いかがでしたでしょうか。
私は温泉全裸シンクロの強化選手で、
密かに自信を持っていたのですが、
先日ヘッドコーチから戦力外通告を受けました。
「君のモノでは世界を狙えない」という理由で。
スポーツは、
努力だけではどうにもならない厳しい世界なのですね。

2002-02-26-TUE

BACK
戻る