小林 |
「ああ、負けてしもうた」 |
小林先生と弟子の北小岩くんは、
アウェーに詳しい男をゲストに招き、
テレビでサッカー観戦をしている。 |
北小岩 |
「やはり、アウェーで勝つのは
難しいですね」 |
アウェーに
詳しい男
(以下
ア男) |
「特に日本人は弱いです。
でも、サッカーのアウェーで
勝負できないようでは、
もっと過酷なアウェーに
勝利することはできませんね」 |
北小岩 |
「サッカーよりも過酷な
アウェーと申しますと?」 |
ア男 |
「はい。
それはSEXのアウェーです」 |
北小岩 |
「なんと!そのようなことにも
アウェーがあるのですか!!」 |
ア男 |
「もちろんです。
SEXは、ホームとアウェーでは
プレッシャーがまったく違います。
だいたい、日本女性は男に
もの凄くやさしいのです。
北小岩さんにもあるでしょう、
下半身の調子が今いちの時が」 |
北小岩 |
「そうですね。先日も
途中降板になってしまいましたが、
彼女は
『きっと疲れているのよ。
気にしないでね』
と頭をなでてくれました」 |
ア男 |
「でも、ホームのプレイに
甘んじていては、
海外で戦えなくなりますよ。
アウェーで相手国の女性と
一戦交える時には
そんな風にはいきません。
私が初めてアウェーで対戦した時には、
ベッドに画鋲がまかれていました」 |
北小岩 |
「そういえば以前、日本代表が
アウェーの試合前に
練習をしようと思ったら芝生に
釘をまかれていたことがありました」 |
ア男 |
「試合前から戦いは始まっているのです」 |
小林 |
「画鋲を片付けた後も
悲惨だったそうやないか」 |
ア男 |
「そうです。
いざ挑もうとしたら、
今度はベッドの中で爆竹を鳴らされ、
発煙筒がたかれました」 |
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小林 |
「それはかなりのダメージや。
俺の知人が
昔ピンサロに行った時の話やが、
興に乗ってきた時に
店員がタンバリンを持ってきて
打ち鳴らし始め、
踊りながら
『お客さんもう少しです、
はりきってイキましょう〜〜!!!』
とでっかい声で叫ばれ、
集中力が途切れて
変調をきたしたと言っておった。
タンバリンでもそうなんやから、
爆竹を鳴らされ発煙筒をたかれた日にゃ、
せっかく起きた子も
ふて寝してしまうわな」 |
ア男 |
「それだけではありません。
相手の親兄弟が間近で観戦し、
やじを飛ばすこともあります」 |
北小岩 |
「そんなことまでして、
つぶしにかかるのですか」 |
ア男 |
「ええ。
フィジカルも気をつけねばなりませんね。
爆竹が鳴り終わると間髪を入れずに、
相手の女性が睾丸をめがけて
スパイクでスライディングしてきました。
私の抗議に対して、
女性はボールを目がけての
スライディングだから
反則ではないと主張しておりました。
でも、私のボールは見事に削られ
負傷退場に追い込まれました」 |
北小岩 |
「・・・・」 |
ア男 |
「また、フーリガンも
日本とは比較になりません。
他のアウェーでの試合では、
興奮したデバ亀がフーリガンと化し、
ベッドを破壊されました。
危険ですので、フーリガンが現れる前に
ベッドのシャッターは
下ろしておかなければいけませんね」 |
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北小岩 |
「ふう、いかにアウェーのSEXが
厳しいかよくわかりました。
そんな状況の中で、
私たちはどのような心がけで
戦えばよいのでしょうか?」 |
ア男 |
「そうですね。
何とか引き分けに持ち込むのが
定石ですね。
SEXでの引き分けと言うのは
相手がある程度満足し、
自分も少し気持ちよければ
それ以上深追いしないということです。
それから試合終了のホイッスルが鳴ったら
一目散でベッドから離れ
安全な場所に移動することです」 |
北小岩 |
「SEXでの引き分けですか・・・。
アウェーはほんとに奥が深いです」 |
ア男 |
「そうなんですよ。
先生も北小岩さんも、
ホームでばかり経験をつもうと考えずに、
単身海外で
真の戦いを経験してくださいね」 |