小林 |
「さすがにしばれるわなあ。
さて、恐山はどっちなんや」 |
北小岩 |
「ここに道しるべがあります。
左が恐山、右がお色気山です。
あっ、恐山は11月から4月は
閉山と書かれております!」 |
小林 |
「しゃあないなあ。
でもせっかくここまできたんやし、
お色気山というのも何か感じるものがある。
そちらに向かおうやないか」 |
雪に足を取られながら山道を登っていくと、
お色気院の山門に到着した。
入り口はだ円をタテにした形で、
まわりには長い毛がはやしてあった。
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小林 |
「変わった門やな。
よ〜く使い込んだようなドドメ色をしとるわ」 |
北小岩 |
「何だかわたくし、
ちょっぴり興奮してまいりました」 |
その時だった。
中から袈裟をかけたお坊さんが現れた。
股間には巨大なペニスケースをつけている。 |
ペニス
ケース坊主
(以下、ペ二坊) |
「ようこそおいでくださいました。
んっ、これですか。
冬はこのようにあんか付きの
ペニスケースをしていないと、
凍傷になる危険がありましてな」 |
北小岩 |
「大変ですね。
ところでこちらに
イタコさんはおいでになりますか?
実はわたくしの亡き祖父が夢枕に現れ、
何かをしゃべりかけるのですが、
わからなかったのです」 |
ペニ坊 |
「なるほど。
今ちょうど我が院自慢のイタコが
スタンバイしております。
さあ、こちらへどうぞ」 |
渡りに船と思い、二人はお坊さんの後をついていった。
そこには薄い装束を身にまとった艶っぽいイタコが
女座りしていた。
ミニの着物なので下着が見えそうだ。 |
北小岩 |
「はじめまして。実はわたくしの祖父が・・」 |
艶っぽい
イタコ |
「わかっております。
おじいさんの霊はすぐそこまで来ていますよ。
あああ・・・」 |
イタコは突然腰をくねらすと、
カラダ全体でゆっくりピストン運動を始めた。 |
北小岩 |
「どうしたのですか?」 |
ペニ坊 |
「このイタコは亡くなられた方の
おちんちんの霊を呼ぶことができるのです」 |
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北小岩 |
「なんと!」 |
艶っぽい
イタコ |
「ああ、いい・・・・・」 |
イタコの動きが激しくなる。
三浅一深のリズムで力強く上下動を続ける。
3分ほど続いただろうか。
突然カラダをびくびくっと震わせると
その場に倒れてしまった。 |
艶っぽい
イタコ |
「これで999人目。
だがな、孫よ。
俺は千人斬りを目指していたのに、
あと1人というところで
自分自身が昇天してしまったんだ。
だから、お前が体験した女を
1人分、俺がやったことにしてくれないかね。
そうすれば目標を達成したことになり、
安らかに成仏できるのだか・・・」 |
北小岩 |
「おじいさまが性豪であられたことは
存じております。
999人で他界され、
さぞや無念だったことでしょう。
わかりました。
実はわたくしは素人さんとは
1人しか体験したことがございません。
でも、その1人とは
おじいさまのおちんちんが
行ったことにしてください。
わたくしは童貞に戻ってしまいますが、
それでもかまいません!」 |
艶っぽい
イタコ |
「孫よ、よく言ってくれた。
これで俺もめでたく千人斬りだ!」 |
言うが早いかイタコは
カラダを再び激しく動かしだした。 |
艶っぽい
イタコ |
「ああ、ああ、あああ〜〜〜〜。
もう思い残すことはない。
いざ、成仏〜〜〜!」 |
事の成り行きを傍らでじっと見守っていた小林先生が、
目に涙を浮かべながら口を開いた。 |
小林 |
「北小岩・・・。
彼女とのいとなみを除けば、
後は玄人さんとの思い出しか残らないお前。
それなのに、
再度素人童貞と蔑まれる
屈辱に甘んじようとも
祖父のちんちんをたてるとは。
いつの間にか一人前になっていたのだな・・・」 |