小林 |
「先輩、ごぶさたしております。
北小岩、こちらが下半身環境学者の
珍方勝(ちんぽうまさる)博士や」 |
北小岩 |
「始めまして。
わたくし、北小岩と申します。
地球では今、
さまざまな環境破壊が進行しております。
環境破壊といえば
地球温暖化や酸性雨などが頭に浮かびますが、
まだまだわたくしの考えの及ばない問題が
あるのでしょうか?」 |
珍方 |
「そうですね。
有史以来地球では
天文学的数字のエロ本が出版されてきました。
いらなくなったエロ本は焼かれ、
空に昇っていきました。
その煙の量も尋常ではありません」 |
北小岩 |
「それは気温上昇の原因となりますね」 |
珍方 |
「もちろん二酸化炭素排出の問題もありますが、
それ以上に深刻なのは
空に昇ったエロ本の煙が
オゾン層を興奮させていることなのです」 |
北小岩 |
「オゾン層は興奮するのですか?」 |
珍方 |
「もちろんです。
オゾン層には
紫外線をさえぎる役目がありますが、
興奮するとオゾン層の股間に
オゾンが集中してしまい、
他の部分に穴があいてしまいます」 |
小林 |
「それはあかんな。
埋めると土にかえり
植物のおしべにいい影響をあたえる
エロ本の開発が急務やな。
他にはいかがですか?」 |
珍方 |
「人間の心無い行為が
希少動物を絶滅の危機に追いやっています。
日本で言いますと
イリオモテヤマネコやニホンカモシカなどです。
私の研究によれば
森に入ったカップルが青カンをして、
コンドームをそのまま捨ててきてしまうのです。
そのコンドームが何らかの弾みで
オスのペニスに装着されてしまい、
オスがいくらがんばっても
メスを妊娠させることができずに、
種がさらに減少してしまっているようなのです」 |
小林 |
「外に出てまで快感をむさぼろうなどという
恵まれたカップルがいるだけで
無性に腹が立つのに、
その上使い捨てられたコンドームが
種を絶滅に追いやろうなどとは
心の底から憎まずにはおれんな」 |
珍方 |
「昇天する瞬間にイチモツを抜き、
川や湖を汚してしまう輩もおります。
しょう油1さじを水の中に入れると、
魚が元のように住めるようにするには
浴槽1杯分の水が必要といわれています。
白濁した液が大さじ1杯分もたらされたら、
魚たちが納得して再び気持ちよく生活するには、
浴槽1000杯分以上の水がいることでしょう」 |
小林 |
「自然の中で乳繰り合った上に、
それほどまでに
環境破壊するヤツがいるなんて・・・。
成敗せずにはおかん!!!」 |
珍方 |
「まあ、そんなに興奮なさらずに。
実はあなたや北小岩さんのような方でも、
知らず知らずのうちに
自然に大ダメージを与えていることは
十分考えられるのです」 |
北小岩 |
「どういうことですか?」 |
珍方 |
「北小岩さんはバタフライ効果をご存知ですか」 |
北小岩 |
「はい。
ブラジルのチョウの羽ばたきが、
テキサスにトルネードを起こすかもしれない。
つまり地球の裏側で起こった些細なことが、
地球の反対側の気候に
大きな影響を与える可能性がある
ということですね」 |
珍方 |
「そうです。
ところでお二人とも
街でパッツンパッツンのいい女を見たら
体に何か変化が生じませんか」 |
小林 |
「まあ、もっこりしてしまうことがありますな」 |
珍方 |
「それです。
男のモノが起つ時には
ほんのわずかですが風もたちます。
つまり日本の勃起で起きた風が、
ブラジルの熱帯雨林に暴風を起こし、
貴重なジャングルを枯らしてしまうことが
ありうるのです」 |