小林秀雄のあはれといふこと

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。


其の八拾六・・・春の京都


寒さもやわらぎ、やっと本格的な春の到来ですね。
我こそはと咲き誇る花を愛でながら名所旧跡を巡る。
それが古都であったなら、なお一層の情緒があります。
ここに春の京都の見所、名物をご案内いたします。
ごゆっくりお楽しみください。



金箔で彩られた巨大な金かくし。
目にした誰もがのけぞります。
室町時代には
足利満毛(あしかがまんげ)氏の別荘でしたが、
のちに遺言により雪隠となりました。




枯山水が水を使わずに山水の趣を表したように、
小水(小便)を使わずに
小水の趣を表徴させたのが枯小水のお庭です。
男庭と女庭がありますが、私は女庭が好きです。




今年は100年に1度の秘宝公開の年。
ここ切れ寺では、
特別にお尻の穴から血を噴き出す痛々しい仏像が拝めます。
ボラギノールなあなたは、ぜひ見逃すなかれ。




京都界隈の風俗店では、
巨根の持ち主としてその名を轟かせている
一見魔羅夫(いちげんまらお)さんの来店を
遠慮してもらっています。
女の子が壊れてしまうからです。
これを「一見さんおことわり」といいます。




小林先生の友人・清水くんが住むボロ家の縁側は、
ストリップ用の舞台になっています。
西日が当たった時のシルエットがとってもふしだら。
飛び降りても捻挫もせず、
国宝でないのはもちろん、家宝ですらありません。




千枚漬よりも古い歴史を持ちます。
裸の美女が小ぶりの大根を千回指で擦り、
骨抜きにしてから漬けます。
やわらかくてとても食べやすい逸品です。
京野菜をおならでじっくり漬けこんだ
「おなら漬け」などもお薦め。




貴船川の上に床をしつらえ、女体盛りを味わいます。
別室でのお楽しみもあるのですが、
床上手のためすぐにイカされてしまいます。



竜安寺の石庭と並び称される名庭です。
女性の陰毛を植え込んで作られました。
毎朝お坊さんが舌でていねいに舐めながら整えます。




美人にやさしくブスに冷たい寺院です。
座禅などしようものなら、
警策(きょうさく)で顔を叩かれてしまいます。
世の中は不平等である。
院を訪れた多くの女性が、この真理に導かれます。




69メートルの本堂に69体のHな像が並びます。
倦怠期を迎えた夫婦から、
「あんな時代もあったなぁ」
と寂しげな声があがります。
裏国宝指定。


さて、春の京都はいかがでしたか。
今、京の都は桜が満開。
私は2泊3日で散策してきます。
友人のおみやげには、
特に臭いおならで漬けた「おなら漬け」を購入予定です。
楽しみに待っていてくださいね。

2003-04-06-SUN

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