小林秀雄のあはれといふこと

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の百拾弐・・・春のトイレ


一年で最も清々しい季節、春。
そんなシーズンには、尿もウキウキ放出したいものです。
日本のトイレは今までお客様のニーズに
こたえきれませんでした。
しかし、今年に入りコンフォータブルな放尿所が
各地で散見されるようになりました。
その中のいくつかをここにご紹介いたします。

(1)焼け石に尿



真っ赤に焼かれた直径5メートルの巨石。
お立ち台の上から放つ。
どんなに大量の小便を出そうとも、
ジュンという音を立て瞬時に蒸発。
この世には己の力ではどうにもならないことがあると
悟りの境地へ。

(2)波のトイレ



便器の中にどんぶらこと打ち寄せる波。
台風が来ると高波が発生するため、
下半身むき出しのまま波に飲まれる危険あり。
注意されたし。

(3)巨大鉄砲魚トイレ



ずば抜けた放水力を持つ王様鉄砲魚と戦います。
勢いよく噴出させた尿と水をぶつけ合い、
どちらが真ん中以上に進めたかで雌雄を決します。

(4)FUJI尿フェスティバル



トイレの音を拾いPAで増幅。
DJが尿音をサンプリングし、大音響で流します。
美しい女性が入ったときには大興奮。
会場はトランス状態に。

(5)尿の分水嶺



左に流れた尿は川と合流し太平洋に。
右に流れた尿は日本海に。
ここは尿の分水嶺。
どちらに流れるか、ロマンいっぱいのトイレです。

(6)弁士つきトイレ



弁士(便士)が名調子で小便を実況してくれます。
それほどのことではないのに、
自分が偉大になったような気がします。
「取りいだしたる極太如意棒先端より、
 天に向かいしは黄金の水・・・」

(7)トイレラッキーホール



穴にイチモツを挿入。
壁の向こうがどうなっているかわからない状況での放尿は、
意外にスリルがあります。

(8)お便路さん



四国八十八ヶ所の便場を巡礼します。
弘法大師の尿跡とは何の関係もありません。

(9)打ち上げサービス



何の意味もないと思うのですが、
ためた尿を打ち上げてくれるサービスが大人気。

(10)大仏様の身代わり尿



大仏様は座ったままでもう1252年間も
おしっこを我慢していらっしゃいます。
ですから、私たちが代わりに、
大仏様の尿をさせていただくのです。
尿験あらたか也。

尿は無尽蔵ではありません。
一生に放出できる量には限りがあります。
みなさまもこれからは一回一回の放尿に全力を尽くし、
豊かなピス・ライフを満喫いたしましょう。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2004-05-17-MON
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