北小岩 |
「もうすぐ秋。
とはいえ、
まだまだ蒸し蒸しいたしますね」 |
一人、町をさ迷っている弟子の北小岩くん。
今日だけで、何杯の麦茶を流し込んだのであろうか。
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北小岩 |
「外出する際には、
これが必要でございます」 |
麦茶を満タンにした
防災用の5リットルポリバケツを背負っている。
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北小岩 |
「ついがぶ飲みしてしまいますね」 |
当然の如く、尿意を催した。
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北小岩 |
「括約筋が決壊し、
今にも尿洪水に
なりそうでございます。
おっと、あそこに
パブリックトイレットがございます。
助かりました」 |
近づいてみると、様子が違う。
同じトイレが、二つ並んでいるのだ。
立て看板によると、
片方が男性用で、もう片方が女性用だという。
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北小岩 |
「困りました。
間違えた場合には、
厳罰が待ち受けているとのこと。
そ〜っとのぞいてみましたが、
どちらにも
男性用小便器が設置されております。
一刻の猶予もございません。
えいっ!」 |
一か八か飛び込み、放尿を開始しようとした。
その様子をマジックミラー便器で
監視していた女性たちは。
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アマゾネスZ |
「間違いやがったわね。
でも、
なかなか立派なモノを持っているわ」 |
アマゾネスV |
「それじゃあ、刷毛の刑ね」
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アマゾネスVがレバーを引くと、
便器の中から
羊のまつ毛を長くしたような刷毛が出現し、
イチモツを縦横無尽になでまわした。
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北小岩 |
「きっ、気持ちいいでございます。
あっ!」 |
不覚にも、
弟子の如意棒はむっくり起き上がってしまった。
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北小岩 |
「しまったでございます!
大きくなってしまうと、
お小水が
しづらくなってしまいます。
尿意は迫っております。
それなのに出ない。
あ〜〜〜」 |
なさけない声が便所内にこだました。
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アマゾネスZ |
「いい気味ね」 |
アマゾネスX |
「しばし苦しみなさい」 |
その頃別の町をさ迷っていた先生は。
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先生 |
「外出には、
やっぱり麦茶を満タンにした
防災用の5リットルポリバケツが
必需品やな。
だが、さすがに飲みすぎたようや。
括約筋が開門開始やな。
おっ、ちょうどいいところに
公衆便所があった。
むっ」 |
まったく同じトイレが二つ並んでいた。
立て看板を読んだのだが。
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小林 |
「俺の勘がはずれるわけないわ」 |
一方を選び、豪快にチャックを下げ、
放尿しようとした。
その様子を
マジックミラー便器で見ていた女性たちは。
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アマゾネスY |
「動作が豪快なだけで、
ブツは矮小じゃない!」 |
アマゾネスW |
「許せないわ!地獄へ落ちろ!」 |
アマゾネスWがレバーを引くと、
便器からビニール状の水槽が現れ水がはられた。
イチモツがなさけなく浸かっている。
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アマゾネスY |
「ほら、あんたたちの餌よ。
マズいだろうけどね」 |
事情が飲み込めずにアホ面下げている先生。
そこに便器上方から三尾のピラニアが落下した。
ピラニアは、好物の子供用ソーセージだと思い、
イチモツに食らいついた。
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小林 |
「うお〜〜〜〜〜」
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この世のものとは思えぬ激痛に失神。
不幸中の幸いは、後方に倒れたことであった。
万が一前に倒れて
気を失ったままだったら・・・。
あ〜考えるだに恐ろしい。
しかし、この公衆便所、
いったい何なのだろうか?
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