KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の弐百伍拾六・・・どっちかな

北小岩 「もうすぐ秋。
 とはいえ、
 まだまだ蒸し蒸しいたしますね」

一人、町をさ迷っている弟子の北小岩くん。
今日だけで、何杯の麦茶を流し込んだのであろうか。

北小岩 「外出する際には、
 これが必要でございます」

麦茶を満タンにした
防災用の5リットルポリバケツを背負っている。

北小岩 「ついがぶ飲みしてしまいますね」

当然の如く、尿意を催した。

北小岩 「括約筋が決壊し、
 今にも尿洪水に
 なりそうでございます。
 おっと、あそこに
 パブリックトイレットがございます。
 助かりました」

近づいてみると、様子が違う。
同じトイレが、二つ並んでいるのだ。
立て看板によると、
片方が男性用で、もう片方が女性用だという。

北小岩 「困りました。
 間違えた場合には、
 厳罰が待ち受けているとのこと。
 そ〜っとのぞいてみましたが、
 どちらにも
 男性用小便器が設置されております。
 一刻の猶予もございません。
 えいっ!」

一か八か飛び込み、放尿を開始しようとした。
その様子をマジックミラー便器で
監視していた女性たちは。

アマゾネスZ 「間違いやがったわね。
 でも、
 なかなか立派なモノを持っているわ」
アマゾネスV 「それじゃあ、刷毛の刑ね」


アマゾネスVがレバーを引くと、
便器の中から
羊のまつ毛を長くしたような刷毛が出現し、
イチモツを縦横無尽になでまわした。

北小岩 「きっ、気持ちいいでございます。
 あっ!」

不覚にも、
弟子の如意棒はむっくり起き上がってしまった。

北小岩 「しまったでございます!
 大きくなってしまうと、
 お小水が
 しづらくなってしまいます。
 尿意は迫っております。
 それなのに出ない。
 あ〜〜〜」

なさけない声が便所内にこだました。

アマゾネスZ 「いい気味ね」
アマゾネスX 「しばし苦しみなさい」

その頃別の町をさ迷っていた先生は。

先生 「外出には、
 やっぱり麦茶を満タンにした
 防災用の5リットルポリバケツが
 必需品やな。
 だが、さすがに飲みすぎたようや。
 括約筋が開門開始やな。
 おっ、ちょうどいいところに
 公衆便所があった。
 むっ」

まったく同じトイレが二つ並んでいた。
立て看板を読んだのだが。

小林 「俺の勘がはずれるわけないわ」

一方を選び、豪快にチャックを下げ、
放尿しようとした。
その様子を
マジックミラー便器で見ていた女性たちは。

アマゾネスY 「動作が豪快なだけで、
 ブツは矮小じゃない!」
アマゾネスW 「許せないわ!地獄へ落ちろ!」

アマゾネスWがレバーを引くと、
便器からビニール状の水槽が現れ水がはられた。
イチモツがなさけなく浸かっている。

アマゾネスY 「ほら、あんたたちの餌よ。
 マズいだろうけどね」

事情が飲み込めずにアホ面下げている先生。
そこに便器上方から三尾のピラニアが落下した。
ピラニアは、好物の子供用ソーセージだと思い、
イチモツに食らいついた。

小林 「うお〜〜〜〜〜」


この世のものとは思えぬ激痛に失神。
不幸中の幸いは、後方に倒れたことであった。
万が一前に倒れて
気を失ったままだったら・・・。
あ〜考えるだに恐ろしい。
しかし、この公衆便所、
いったい何なのだろうか?

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2009-08-30-SUN

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