北小岩 |
「いきなり夏がやってまいりましたね」 |
小林 |
「そうやな。
俺に何の断りもなかったな」 |
季節がいちいち阿呆先生に
おうかがいをたてる必要など、あるのであろうか。
断固、否である。
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北小岩 |
「ここが浜辺で、
ビキニのお姉さま方が
芋洗いになっていたら、
どんなに素晴らしいことで
ございましょうか」 |
小林 |
「ギランギランの中、
15時間かけて歩いていくか」 |
北小岩 |
「それほどの危険な行軍を
するぐらいでしたら、
わたくし潔く、
この場でTバックビキニになりましょう」 |
そんなものを見るぐらいなら、
ダンゴ虫の交尾でも見ていた方が、
どれだけ楽しいか。
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北小岩 |
「はっ、
向こうから異人さんがやってまいります」 |
小林 |
「物凄くデカイな」 |
弟子の視線は、何の迷いもなく股間に。
しかし、先生はチン長でなく、
2メートルある身長のことを言ったのである。
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北小岩 |
「町内に異人さんが
引っ越してきたという噂は、
耳にしておりました。
お姿を拝見するのは初めてですね」 |
小林 |
「せっかくや、
バッコンと話しかけてみい」 |
弟子が口を開こうとした刹那。
「チンコニワ!」
思わずのけぞった。 |
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「イヤ、シッケイシッケイ。
ワザトマチガエテシマイマシタ」
師弟よりも数倍、上手な男であった。
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北小岩 |
「ほわっちゅよわね〜む?」 |
焦った北小岩くんは、拙い英語で問いかけるが。
「ボク、『ヒューズ』ダヨン」
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小林 |
「イカした名前やな」 |
ヒューズ |
「オヤ?
アンタエロホンモッテマスカ?」 |
小林 |
「マグロで言えば、
超大トロ級のブツや。
観るか」 |
先生はエロ本のページを繰った。
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ヒューズ |
「オオ!」 |
異人のイチモツが天を衝く。
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小林 |
「次はもっとヤバイで!」 |
ヒューズ |
「オオオオオオ〜〜!」 |
異人のイチモツは昇り龍のようになり。
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小林 |
「次はぼっきんぼっきんや!」 |
ヒューズ |
「オオオオオオオオオオオオ〜!」 |
異人のイチモツはMAXを遥かに超え。
ブチン!
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ヒューズ |
「オーマイガッ!」 |
北小岩 |
「今、何かが切れたような
変な音がしませんでしたか」 |
ヒューズ |
「ワタシノオチンチンノ、
ヒューズガトビマシタ」 |
北小岩 |
「なんと!」
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ヒューズ |
「マックスマラトナリ、
ゲンカイヲコエルト
イチモツノスジガキレ、
ソレイジョウオオキクナルノヲ
フセギマス。
シバラクツカイモノニ
ナラナクナリマスガ。
ウッ!
ベンイヲモヨオシテキマシタ」 |
異人は電信柱の裏にまわると、ズボンを下げ。
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北小岩 |
「ぐおっ、
生まれてこのかた
あんなに太い便を
見たことがございません!」 |
ブチン!
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ヒューズ |
「オーマイガッ!」 |
小林 |
「切れた音がしたな。
たぶん、これ以上でかいブツを
ひりだすと危険やから、
ケツの穴のヒューズが飛んだんやな」 |
名は体をあらわす。
ヒューズ氏は、様々なものがMAXを超えると、
ヒューズが飛ぶらしい。
果たしてそれは便利なのか、否か。
猛暑のさなかに考えることでもない気もする。
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