くらんくらん
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北小岩 |
「わっ、わたくしこのままでは」 |
外は灼熱地獄。中はと言えば。
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北小岩 |
「阿鼻地獄でございます。
水道水、水道水・・・」 |
熱中症寸前。
何とか水道にたどり着き、
力を振り絞って蛇口を頬張った。
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北小岩 |
「うぐごが〜げぼげぼっ。
栓を強くひねりすぎました。
しかし、
窮地を脱することができました。
今日のようにどぐされな暑さには、
やはり水道水でございます」 |
出がらしの麦茶すら枯渇している
先生宅であった。
チンポ〜ン!
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北小岩 |
「37度を超える中、
どなたでございましょうか。
考えてみればわたくしの平熱を、
凌駕しております。
お待ちください、ただ今参ります」 |
警察官 |
「警察です」 |
北小岩 |
「はっ!
確かに先生は、
路上で穴つきパンティを拾いました。
現在、このおうちの中に存在することは
紛れもない事実でございます。
先生がデリケートな部分に鼻をあて、
幾度もくんくんした。
それもまた事実でございます。
しかし、
決して盗んだわけではございません。
今からわたくしが、
届けにうかがうところだったのです。
ですから」 |
小林 |
「なんや、騒々しい」 |
北小岩 |
「先生!
お逃げください!!」 |
警察官 |
「ちょっと待て。
君は先ほどから
何をごちゃごちゃいってるのかね。
パンティではない。
先ほどそこで
夏大使決定委員会の長にお会いして、
先生が大使に、
君が副大使に任命されたから
知らせてくれと」 |
北小岩 |
「それは何かの間違いでございましょう。
わたくしはともかく、
先生と言えば、
夏の浜辺を海パンで歩いていただけで、
わいせつ罪で
しょっぴかれそうになった御方。
最も夏にふさわしくない・・・」 |
小林 |
「君は近頃、
言葉数がちと多すぎるようだね。
それで、
今から黒塗りの車が迎えに来るのかね」 |
警察官 |
「いえ。
二人分の電車賃を預かっています。
現地集合だそうです」 |
先生らごときに、迎車はありえない。
電車を乗り継ぎ海岸へ。
海パン姿でたたずんでいると。
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委員会の長 |
「夏大使! 夏副大使!
お待ちしておりました。
さっそく大使の叡智を
お借りしたいのですが。
この猛暑でも、
ギャルたちから受けるものって
何かございませんかね」 |
小林 |
「まあ、大使に不可能はないわな。
(小声で北小岩くんに)どや?」 |
北小岩 |
「『冷やしパンティ』などは
いかがでしょうか。
ほどよく凍らせた、
冷え冷えを楽しんでいただくのです」 |
小林 |
「なるほどな。
冷やしパンティがええな」 |
委員会の長 |
「ではそれでいってみましょう」 |
1時間後、
こちんこちんのパンティを持ってきた
委員会の長が、ギャルにはかせると。
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ギャルA |
「つめた〜〜〜〜〜〜!!!
何よこれ!
女の子が冷えに弱いこと、知らないの!
やさしさの欠けらもないじゃない。
くらえ!!」 |
ギャルAは、
先生の海パン前方を引っ張ると、
アイスボックスに入っていたドライアイスを
大量に押し込んだ。
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小林 |
「うお〜〜〜〜〜〜!」
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ギャルAの友だちたちが、
先生が身動きできないように
押さえつけたため、
イチモツが凍傷になってしまった。
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委員会の長 |
「まったくダメでしたね。
他に案はないでしょうか」 |
北小岩 |
「そうでございますね。
夏は流しそうめんのおいしい季節。
ですので樋によく冷えたお水を流し、
おっぱいを遊ばせる
『流しおっぱい』などは
いかがでしょう」 |
委員会の長 |
「ではそれでいってみましょう」 |
素早く樋を設置し、氷水を大量に。
胸をあらわにしたギャルが両乳房を浸し、
流れに沿って走る。 |
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ギャルB |
「つめた〜〜〜〜〜〜!!!
何よこれ!
乳首が変色して
陥没しちゃったじゃないの!
やさしさの欠けらもないじゃない。
くらえ!!」 |
ギャルBは、
北小岩くんの海パン前方を引っ張ると、
アイスボックスに入っていたドライアイスを
大量に入れた。
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北小岩 |
「うお〜〜〜〜〜〜!」 |
ギャルBの友だちたちが、
北小岩くんが身動きできないように
押さえつけたため、
イチモツが凍傷になってしまった。
それにしても結局、夏大使・夏副大使って、
何だったんでしょうね。
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