ポタポタ
|
北小岩 |
「ふう。
なかなか厳しい残暑でございますね」 |
ポッタンタンポン
|
小林 |
「そやな。
この汗がEカップの乳房の谷間から
垂れとるんやったら、
艶っぽくてええのになあ」 |
ポタポタポタ
|
北小岩 |
「そうでございますね。
先生のささやかな股間から垂れたって、
単なる汚水にすぎません」 |
ポッタンタンポンポン
|
小林 |
「お前近頃、
やたらと師に盾突いとらんか」 |
ポタポタポタポタ
|
北小岩 |
「めっそうもございません。
わたくしはできるだけ
嘘偽りのない表現を。
はっ、
重ね重ね申し訳ございません」 |
タンポンタンポンタンポン
|
小林 |
「まあええ、
そんなことでいちいち
目くじらを立てるほど、
ケツの穴の小さい男やない」 |
北小岩 |
「そうでございますね。
先生は前は小さいのに、
お尻の穴だけが大きいですからね」 |
小林 |
「きさま・・・」 |
北小岩 |
「申し訳ございません。
そっ、それより、
残暑をしのぐ方法を思いつきました。
町の集会場に、
扇風機が二台あるそうです。
心ゆくまで涼めます」 |
小林 |
「そやな。
うちの扇風機は、歯抜けやからな。
ほな、いってみまひょ〜〜〜」 |
二人は、一本のロープを
それぞれのちんにつけて走る、
ちんちん電車のポーズで集会場に乗り込んだ。
|
集会場に
いる男 |
「晴れ渡れ〜よ!
晴れ渡れ〜〜〜〜〜〜!!」 |
北小岩 |
「どうしたのでございましょう?」 |
小林 |
「テレビ画面を見てみろや」 |
北小岩 |
「あっ!」 |
そこにはお天気おねえさんがうつっているのだが、
どう見ても全裸なのだ。
しかし、両乳首と秘所には、雲がかかっていた。
|
小林 |
「晴れ乞いをしたくなる気持ちも、
わからんではないな」
|
画面の
お天気
おねえさん |
「今日は曇り時々おいなりさんです。
では、渋谷の様子を見てみましょう」 |
渋谷に
いる男 |
「うぐっ!」 |
なんと、空からおいなりさんが降って来て、
自分のおいなりさん(金玉)にぶつかったのだ。
|
集会場に
いる男 |
「晴れ渡れ〜よ!
晴れ渡れ〜〜〜〜〜〜!!」 |
男は取り憑かれたように、
まだ晴れ乞いをしている。
|
小林 |
「むっ、
雲が少しずつ流れていっとる!」 |
北小岩 |
「ほんとでございます!
このままなら」 |
その時だった。
ピカッ! ゴロゴロゴロゴロー!!
なぜか、お天気おねえさんの
両乳首あたりと秘所あたりに雷が落ち、
肝心の部分は見えずに、
放送が終わってしまった。
心貧しき男たちに見せる乳首や秘所はないとの、
天の思し召しに違いない。 |
|
|