KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の参百七拾弐・・・つらら

ヒュー

ザッザ

ヒューヒュー

ザッザッザ

ヒューヒューヒュー

ザッザッ ボキッ

何かが折れた音がする。

北小岩 「ここまでよく持ちこたえてくれました」
小林 「そやな。
 家近くの公園の枯れ枝にしては、
 よくがんばったな」

何が折れたのかと言えば、
太めの枝でつくった杖であった。
馬鹿師弟は、東の国より、
20日間歩き続けて雪国に到着したのであった。

北小岩 「幼子たちが雪合戦をしております」
小林 「気をつけるんや。
 ここのガキたちは、
 雪つぶてに巨大な石を入れとるで。
 その上金玉を」

キーン

ドタ

北小岩 「先生!」

ガキが投げた雪つぶてが、見事に金的をとらえた。
その行為は、賞賛に値するであろう。

北小岩 「大丈夫でございますか。
 それにしても、
 幼子は人並はずれた小さな的に、
 よくぶつけることができました」

雪上に倒れた先生が、般若の形相で睨みつけた。

北小岩 「はっ、申し訳ございません!」
小林 「まあええ。
 それにしても凄いつららやな」
北小岩 「そうでございますね。
 あっ、先生。
 あそこをごらんください!」
小林 「むっ、
 ちんちんを出しとる男がいるが、
 そのちんちんから
 極太のつららがさがっとる!」
幼子 「そうだよ、おっさん。
 ここでおちんちんを出すと、
 大きい人は大きいつららが、
 小さい人は小さいつららができるんだよ」

師弟は人に見られないように、各自出してみた。
弟子のブツには巨大なつららが、
師匠のブツには極小のつららがさがった。

小林 「そこのクソガキ、
 そんなのはインチキな言い伝えやで」
幼子 「そんなことないよ。
 ぼくだって
 かなり大きなつららができるんだよ」

幼子のつららは、先生のつららに勝った。

北小岩 「先生、あそこをごらんください!」
小林 「むむっ!」

若いお母さんが
赤ちゃんにおっぱいを飲ませようとして出した瞬間、
乳房から大きなつららが下がったのだ。
女性は乳の大きさに比例して、
つららの大きさが決まるらしい。
 
ここは別名つらら村。
あなたがもし訪問されたら、ぜひお試しくださいね。

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2011-11-20-SUN

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