KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の参百七拾四・・・餌

ダダダダー

北小岩 「むっ、戦(いくさ)でございましょうか」

「負けるか」

「僕の速さを知らないな」

戦ではないようだ。では、一体何事であろう。

北小岩 「わかりました。この面々」
小林 「なんやこの騒ぎは。
 むっ、こっちに来るで!」

ドーン

べちょ

小林 「痛てぇ&臭ぇ!」
北小岩 「大惨事になってしまいました!」

どういうことなのだろうか。
北小岩くんに説明してもらおう。

北小岩 「つまり師走なのでございます。
 負けず嫌いの大学教授、
 高校、中学、小学校の各先生、
 そして幼稚園の先生という
 5人の師が、
 町を走って競争していたのです。
 しかし、先生とわたくしにぶつかり、
 先生とわたくしは倒れたついでに
 犬の糞にぶつかりということに
 なってしまったのです」

はっきりいって、
どうでもいい町のどうでもいい出来事であろう。

小林 「くそう、べっとりや!
 俺はズボンを一本しか持っとらんのに、
 どうやって冬を越せばええんや」

その時、通りすがりのおじいさんが放屁した。

プ〜

シュッシュッ

北小岩 「先生、今あのおじいさんが、
 おならに何かをあげました」
小林 「状況が飲み込めんな。
 わけを聞いてみい」
北小岩 「すみません、
 先ほどあなた様は
 おならに何かあげていたように
 見えたのですが」
おじいさん 「ああ、そのことか。
 お前は屁に餌をやらんのか?」

北小岩 「?」
おじいさん 「いかんな。屁だって腹が減るだろ。
 わしは屁に、ナラ漬を乾燥させて
 粉末にしたものをあげてるよ。
 わしの屁は、それが好物なんじゃよ」
北小岩 「そっ、そうなのでございますか!
 他にはどのようなものに、
 餌をあげているのでございますか」
おじいさん 「何っ?
 お前、自分のちんちんに餌をやらんのか」
北小岩 「はい。
 生まれてから一度も
 あげたことはございません」
おじいさん 「そんなことでいいと思っとるのか!」
北小岩 「いえ、
 とってもいけないことのような
 気がしてきました。
 しかし、何をあげればよいのですか」
おじいさん 「わしはアワビに
 チーズを塗ったものを
 粉末にしてあげとるが、
 市販の亀の餌も好んで食べるぞ」


おじいさんは、お尻の穴には
餌としてカリフラワーを与えているらしい。
通常、ペットには餌を与えるが、
おならやちんちん、尻の穴にあげる人は
少ないかもしれない。
一度試してみる必要があるであろう。

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2011-12-04-SUN

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