KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の参百七拾伍・・・ツリー

小林 「街が電飾着きパンティのように
 にぎやかやな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「トナカイの角がそそり立っとるわ」
北小岩 「なかなかいい角度でございますね」

キャッキャッキャッキャッ

小林 「むっ!見たか」
北小岩 「確かに!」
小林 「ミニスカートの
 サンタクロースやったな」
北小岩 「わたくしの想像ですが、
 たぶんノーパンだと思います」
小林 「角を回って坂の方に向かった」
北小岩 「ということは」
小林 「下から観音様を拝むことになるやろな。
 ほないこか」

二人は変態のチーターの如く坂の下へ。
その時だった。

ゴロンゴロン

小林 「なんや!
 巨大なジングルベルが転がってくるで」
北小岩 「よけきれません!」

キーン! キーン! カーン! カーン!

小林&北小岩 「うぐぐ」

巨大なベルは二人の金的をとらえ、
町中に美しい音色を響かせた。

ガキA 「ダメだぞお前、インチキするなよ」

ポカ

ガキB 「いてえな。やめろや」
小林 「こら君たち、暴力はあかんな。
 何があったのか、話してみい」
ガキA 「そこにクリスマスツリーがあるだろ。
 自分のチンチンの大きさのレプリカを
 飾っていいんだよ。
 だけどこいつのチンチンは極小なのに、
 嘘ついてでかいヤツを
 つけようとしてたんだよ」
小林 「それはあかんな。
 ともかく見せてみい。
 むっ!」

極小と言われているが、
先生の持ち物の2倍近くあった。

ガキA 「おっさんも自分のレプリカをつけなよ」
小林 「そやな」

先生は自分のイチモツの5倍近くあるものを飾った。

小林 「ちょっと小便してくるわ」

ジョー

ガキB 「あっ、おっさんの・・・。
 みんな、おっさんのチンポ、
 ペットボトルのフタぐらいに小さいぞ。
 レプリカはインチキだ!」

ガキが先生を渾身の力を込めて押した。

小林 「まずい。あっ!」

ビシャ

通りかかったハイヒールを履いた女性の股間に、
お小水がかかってしまった。

ハイ
ヒールを
履いた
女性
「何やってんのよ!」

ブグッ

女性のハイヒールが、
先生のむき出しのモノに食い込んだ。

ハイ
ヒールを
履いた
女性
「へん。
 的が小さすぎて外すかと思ったら、
 案外当たるもんね」

先生は放尿したままその場に倒れた。

この街ではこの季節、
男は自分のブツと同じ大きさのものを、
女は自分の胸と同じ大きさのものを
ツリーに飾るという。
罰当たりな風習である。
 

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2011-12-11-SUN

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