KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の参百七拾八・・・元旦

ゴーンゴーン

北小岩 「う〜、効きますでございます」

ゴーンゴーンゴーン

小林 「確かに煩悩など吹っ飛ぶわな」

2012年になっても、
相変わらず生産性が皆無なのは、
陰毛先生と肛門弟子であった。

北小岩 「この町に
 金玉用の撞木が設置されてから、
 かなりたちますね」
小林 「そのおかげで、
 町の男衆は煩悩から自由になれたんや」

どういうことであろうか。
先生たちが住むくだらない町には、
お寺の脇に小さな撞木があり、
一月一日になった段階で、
男たちは次々金玉を出してつくのである。

ゴーンゴーンゴーンゴーン

町の
おじいさん
「いくつになっても効きますな」
北小岩 「そうでございますか。
 お年を召されると、
 金の玉も固くなり、
 いくらついても大丈夫な気が
 しておりました」
町の
おじいさん
「そんなことはないんじゃよ」


ゴゴゴーン!

町の
おじいさん

「ぎょっ、強くつき過ぎたわ!」
北小岩 「大丈夫でございますか」

弟子はその場に倒れ込んだおじいさんを支え、
身体を上下させてぴょんぴょん飛び跳ねるのと
同じ効果があるようにした。

町の
おじいさん
「ありがとう。助かったわ」
北小岩 「どういたしまして」
小林 「町の若い衆が108人そろったな。
 若い衆、ぼちぼちいくか!」
若い衆 「おう!」
小林 「では今年の活躍を願って、
 一、二、三、四」
若い衆 「一、二、三、四」
小林 「五、六、七、八・・・」
若い衆 「五、六、七、八・・・」

先生の音頭に合わせて、
若い衆が括約筋を締める。
活躍を願って括約筋を何度も何度も締めるなど、
ただ単にアホなだけであろう。

町の
おなご衆
リーダー
「みんな準備はいい?」
町のおなご衆 「はい」
北小岩 「いよいよ夜ふかしの始まりですね」
町の
おなご衆
リーダー
「じゃあみんな、
 パンティを脱いで入れて」

そこには巨大な蒸かし鍋が用意されていた。
この町で夜ふかしといえば、
一日に日付がかわった後に、
履いているパンティを脱いで蒸かすことをいうのだ。
 
男衆は金玉の鐘を鳴らして括約筋を締め、
女衆は使用済みパンティを蒸かす。
このようにして元旦を迎えたわけであるが、
2012年もくだらない先生たちの町であった。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2012-01-01-SUN

BACK
戻る