ふわふわ〜
ピタッ
ふんが〜
「何かのチラシが飛んでまいりました」
チラシに鼻をふさがれ、
ブタめいた音を奏でたのは、
弟子の北小岩くんであった。
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北小岩 |
「なになに?
避暑地の別荘でございますか。
5000万円!
所持金が2円しかない
わたくしにとって、その数字は
この世に存在しないも同然です」 |
ずるっ
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北小岩 |
「しまった!
天文学的数字に気をとられていたら、
現実の極みである
クソを踏みぬいてしまいました。
このちらしで拭くしかございません。
一生、いえ万生かかっても
購入することはできませんが、
拭くことはできるのです」 |
にゅるっ
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北小岩 |
「しまった!
手もとが狂って、
クソが手についてしまいました」
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小林 |
「遠くからお前のことを
眺めておったが、
お前の人生の99.99%は
無駄やな」
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北小岩 |
「先生、わたくしの人生に、
避暑地の別荘は」 |
びゅ〜
ペタッ
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小林 |
「うわっ、しっかり掴んどかんかい。
お前が拭いたものがついて」 |
キキーッ
「なんでこんなところでヒッチハイクなんか。
あっ、先生じゃないですか」
先生がクソつきちらしに恐れおののいて
万歳した刹那、
通りがかった車がヒッチハイクの男たちと
勘違いして止まった。
ドライバーは金持ちのせがれで、
依然先生がひょんなことから
えげつないエロ本をプレゼントして
知り合いとなったのだ。
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金持ちの
せがれ |
「これから
ちょっとエッチな女の子たちと、
うちの別荘に避暑に行くんだ。
一緒にどう?」 |
師弟はすでに8人乗りの
高級外車に乗り込んでいた。
避暑地に着くと女の子たちはビキニになり。
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ちょっと
エッチな
女の子A |
「おじさんたち、
スイカ割りしようよ」 |
言うが早いか先生と弟子に目隠し。
おまけに手足もひもで結んで仰向けにすると、
股間に小さなスイカを置いた。
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ちょっと
エッチな
女の子A |
「じゃあ私からね。
その前にみんなにサービスね」
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小林 |
「何しとるんや?」
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ちょっと
エッチな
女の子A |
「ブラを外したのよ」 |
それを聞いただけで、
師弟のブツは筍のように、にょっきりした。
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ちょっと
エッチな
女の子A |
「行くわよ」 |
ビュン!
女の子は目隠しをしているのだが、
股間のありかがわかるらしく、
そこへ木刀を振り下ろした。
先生の急所のスイカは、
すでに転がってしまっていた。
パカッ
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小林 |
「ぐわっ!」
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股間にぶらさがっている
超ミニスイカが割れた。
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ちょっと
エッチな
女の子B |
「私はこの人のブツを扇いであげる」
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北小岩 |
「うぎょっ!」
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女の子Bのうちわの両面は剣山になっていて、
それが何度も何度もイチモツを傷つけたのだ。
スケベ心を持って避暑地に向かっても、
秘所地は悲惨な結末をむかえがちである。
心しておきたい。
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