小林 |
「早いもので、もう11月やな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「今年に入ってから今日まで、
お前は何をした?」
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北小岩 |
「え〜と、
本棚Aから本棚Bに
エゲツないエロ本を移動させ、
そして本棚Bから本棚Aに移動させ、
そしてまた本棚Aから」
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小林 |
「もうええ。
人は十月十日(とつきとおか)で
おぎゃ〜となるのに」
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北小岩 |
「わたくしは百月百日でも、
ちんぽがございません。
あっ、間違えました。
進歩がございません」 |
人類がこの二人みたいな奴だけだったら、
もうとっくに滅んでいたであろう。
それはともかく。
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北小岩 |
「むっ。
今そこの曲がり角から、
見たことのない生き物が現れました」
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小林 |
「なんや。
ケツの山を交互に動かし、
それで移動しとる奴でもおるんか」
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北小岩 |
「いえ、
そういうわけではございません」 |
びゅん
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小林 |
「俺の目にも何かがうつった」
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北小岩 |
「それでございます。
耳が3メートルぐらいありますね。
恐竜でございましょうか」 |
「恐竜じゃねえよ」
突然声が聞こえてきた。
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北小岩 |
「先生、恐竜ではないと申しております」
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小林 |
「そいつは恐竜ではなく、
横丁の源さんやろ」
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北小岩 |
「確かに源さんの声ですね。
どうしたのでございましょう」 |
ばっ
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北小岩 |
「うわ〜!」
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小林 |
「源さん、何やそれは!」
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源さん |
「いやあ、
俺もびっくりしたんだけどな。
人間には誰でも一ヵ所、
空気穴がついているらしいんだよ。
最初は冗談かと思って
自分をくまなく探ってみたら、
俺の場合耳に空気穴があって、
そこから息を吹き込んでもらったら、
こんな風になったというわけだ」
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小林&
北小岩 |
「なんと!」
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源さん |
「おめぇらも、
自分の身体の空気穴を探してみな」
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北小岩 |
「そうでございますか。
あっ、わたくし、
胸のそばにある気がいたします。
源さん、息を入れてくださいますか」
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源さん |
「しょうがねぇな」
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プ〜ッと強く吹くと。
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小林 |
「うお〜!
Zカップはある
超巨乳になりよった。
俺の場合はちんちんのそばに
ある気がする」 |
ずり〜。
ズボンとパンツを同時に下ろすと。
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小林 |
「やった!
あった!
これで俺も」
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北小岩 |
「しかし先生のそんなところに
息を入れる人は、
誰もおりませんよ」
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小林 |
「こんなこともあろうかと、
毎日酢を飲んでいたんや」 |
先生は首を曲げると、
なんと自分でちんちんのそばの空気穴に吹き始めた。
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北小岩 |
「それ以上入れると
危険ではございませんか」
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小林 |
「お前、俺がモテるのを恐れて、
邪魔しにかかったな。
俺の実力はこんなもんやない」 |
ふごぉ〜〜〜 びこ〜ん どかっ
先生のでかくなりすぎたブツが、
通りに面した家の、
屋根の下にあるスズメバチの巣を直撃した。
スズメバチの精鋭部隊が、ブツに襲い掛かった。
ブチブチ
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小林 |
「うぉ〜!」
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先生のブツは
針を刺された風船のように小さくなった。
その後腫れて、かなり大きくなったらしいが、
そんなことはどうでもいいや。
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