KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の四百弐拾弐・・・空気穴

小林 「早いもので、もう11月やな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「今年に入ってから今日まで、
 お前は何をした?」
北小岩 「え〜と、
 本棚Aから本棚Bに
 エゲツないエロ本を移動させ、
 そして本棚Bから本棚Aに移動させ、
 そしてまた本棚Aから」
小林 「もうええ。
 人は十月十日(とつきとおか)で
 おぎゃ〜となるのに」
北小岩 「わたくしは百月百日でも、
 ちんぽがございません。
 あっ、間違えました。
 進歩がございません」

人類がこの二人みたいな奴だけだったら、
もうとっくに滅んでいたであろう。
それはともかく。

北小岩 「むっ。
 今そこの曲がり角から、
 見たことのない生き物が現れました」
小林 「なんや。
 ケツの山を交互に動かし、
 それで移動しとる奴でもおるんか」
北小岩 「いえ、
 そういうわけではございません」

びゅん

小林 「俺の目にも何かがうつった」
北小岩 「それでございます。
 耳が3メートルぐらいありますね。
 恐竜でございましょうか」

「恐竜じゃねえよ」

突然声が聞こえてきた。

北小岩 「先生、恐竜ではないと申しております」
小林 「そいつは恐竜ではなく、
 横丁の源さんやろ」
北小岩 「確かに源さんの声ですね。
 どうしたのでございましょう」

ばっ

北小岩 「うわ〜!」
小林 「源さん、何やそれは!」
源さん 「いやあ、
 俺もびっくりしたんだけどな。
 人間には誰でも一ヵ所、
 空気穴がついているらしいんだよ。
 最初は冗談かと思って
 自分をくまなく探ってみたら、
 俺の場合耳に空気穴があって、
 そこから息を吹き込んでもらったら、
 こんな風になったというわけだ」
小林&
北小岩
「なんと!」

源さん 「おめぇらも、
 自分の身体の空気穴を探してみな」
北小岩 「そうでございますか。
 あっ、わたくし、
 胸のそばにある気がいたします。
 源さん、息を入れてくださいますか」
源さん 「しょうがねぇな」

プ〜ッと強く吹くと。

小林 「うお〜!
 Zカップはある
 超巨乳になりよった。
 俺の場合はちんちんのそばに
 ある気がする」

ずり〜。

ズボンとパンツを同時に下ろすと。

小林 「やった!
 あった!
 これで俺も」
北小岩 「しかし先生のそんなところに
 息を入れる人は、
 誰もおりませんよ」
小林 「こんなこともあろうかと、
 毎日酢を飲んでいたんや」

先生は首を曲げると、
なんと自分でちんちんのそばの空気穴に吹き始めた。

北小岩 「それ以上入れると
 危険ではございませんか」
小林 「お前、俺がモテるのを恐れて、
 邪魔しにかかったな。
 俺の実力はこんなもんやない」

ふごぉ〜〜〜 びこ〜ん どかっ

先生のでかくなりすぎたブツが、
通りに面した家の、
屋根の下にあるスズメバチの巣を直撃した。
スズメバチの精鋭部隊が、ブツに襲い掛かった。

ブチブチ

小林 「うぉ〜!」

先生のブツは
針を刺された風船のように小さくなった。
その後腫れて、かなり大きくなったらしいが、
そんなことはどうでもいいや。

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2012-11-04-SUN

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