バタン
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小林 |
「ふぅ〜」
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雪隠で一息つく先生。
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小林 |
「むっ、おかしい・・・。
己のブツが加齢とともに
縮小しとる気がする・・・」
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ドンッ
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小林 |
「北小岩!」
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北小岩 |
「はい、何でございましょうか」
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小林 |
「お前、近頃イチモツが
小さくなってきとらんか」
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弟子、パンツの中をのぞきつつ。
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北小岩 |
「いえ、
そのようなことはまったく。
むしろ加齢とともに
成長している気がいたします。
先生は何か心当たりでも」
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小林 |
「雪隠で確認したんやが、
以前のモンスターサイズに比べると、
マグナムサイズぐらいに
格下げされた気がするんや」
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北小岩 |
「気のせいではないでしょうか。
もともとモンスターサイズというのは幻で、
ペットボトルのふたサイズ、
はっ!
申し訳ございません」
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小林 |
「まあ、結論は持ち越しにしといたる。
気分転換するか」
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気分転換と言っても各自所持金は2円ずつなので、
散歩という事になる。
ぶるんぶるん
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北小岩 |
「遠くから妙な音がいたします。
巨根の自慢ばかりしている巨根太郎が
丸出しにして、
振りながらやってまいりました」
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巨根
太郎 |
「おう、先生とか呼ばれている三下。
お前自分の粗品を
モンスターサイズとか
吹聴しているらしいな。
俺のシロナガスに勝てるとでも
思っているのか」
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小林 |
「もっ、もちろん」
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言い終らぬうちに、
先生のズボンとパンツを引っ張った。
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巨根
太郎 |
「あはははは。
何だこれは。
ダンゴ虫より小さいじゃないか」
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先生が涙目になったその時、
どこからか翁が現われ、
手にした虫眼鏡でシロナガスを観察した。
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翁 |
「自分のちんちんに
大層自信を持っているようじゃが、
ワシの鑑定によると君のちんちんは
本物じゃないのう」
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北小岩 |
「ちんちんに本物と贋物が
あるのでございますか」
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翁 |
「そうじゃよ。
このシロナガスは、
『ちんちんもどき』で
ちんちんじゃない」
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巨根
太郎 |
「俺のチンチンが贋物・・・。
じゃあこいつのダンゴ虫以下は
どうなんだ」
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言い終らぬうちに、翁は
先生のズボンとパンツを引っ張った。
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翁 |
「確かにダンゴ虫より
小さい粗末なものじゃが、
彼のは本物のちんちんじゃよ」
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巨根
太郎 |
「そっ、そんな・・・」
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太郎はちんちんもどきを出したまま、
どこかへ消えてしまった。
ちんちんには本物と、
ちんちんの形をしているだけの
ちんちんもどきがあるらしい。
あなたのブツはいかがであろうか。
真贋は大きさにはまったく関係ないので注意されたし。 |