小林 |
「5月というのに
夏のような陽気やな」
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北小岩 |
「陽気ががんばっておりますね」
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小林 |
「この時期気をつけねばならぬことは」
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北小岩 |
「大切な部分が
イカの香りになることでございます」
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小林 |
「どや?」
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北小岩 |
「むっ!
いつもより大きなイカの香りが
する気がいたします」
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小林 |
「昔はイカといっても
スルメイカぐらいやったが、
近頃ではダイオウイカ級の香りも
発見されとるらしい」
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北小岩 |
「身に危険を及ぼすかもしれません」
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小林 |
「なんとかせにゃあかんな」
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北小岩 |
「そうでございます。
これから山にまいりませんか」
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小林 |
「股間を澄んだ風で洗うのも
ええかもしれんな」
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こんな理由で来られては、
山にとっても大迷惑であろう。
しかし、二人は到着してしまった。
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北小岩 |
「爽やかでございます」
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小林 |
「別々の方角を向いて、
風を通そうか」
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北小岩 |
「名案でございます。
ここは右方向に『右乳首山』、
左方向に『左乳首山』が眺められる
絶好のポジションです」
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ずどどどど〜
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小林 |
「今、地鳴りしたような気が」
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北小岩 |
「うわっ!
離れ離れだった左右の乳首山が
近づいております!」
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乳首山とは読んで字の如く、
上部に乳首そっくりのものがついた山なのだが、
突然移動を始めたのだ。
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右乳首山 |
「舐めますか?」
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小林 |
「なんや?」
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左乳首山 |
「舐めますか?」
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北小岩 |
「せっかくですから、
舐めさせていただきます」
どど〜ん
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小林 |
「まずい!
お前が変な事を言うから噴火したで!!」
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北小岩 |
「白いお乳のようなものを噴き出しました。
逃げましょう!
チン山の頂上まで」
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どどどど〜
師弟はお乳のような溶岩を振り切って、
山に逃れようとした。
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小林 |
「走っても走っても
頂上につかん気がせんか?」
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北小岩 |
「チン山が長く
伸びているようです!」
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乳首山が噴火したのを見て、
赤ちゃんプレイ好きのチン山は興奮して
ぐんぐん伸びてしまい、頂上が遠のいたらしい。
それにより先生と弟子は
絶体絶命のピンチを迎えたが、
端的にいえばどうでもいいことだと思います。 |