「いち、に、いち、に」
ミニスカートのスポーツ女子たちが走っていく。 |
北小岩 |
「艶っぽいでございますね」
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小林 |
「でへでへでへ」
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北小岩 |
「思わずついて行きたくなり、
あっ」
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先生はすでに集団の最後尾に加わっていた。
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北小岩 |
「お待ちください!
わたくしもまいります」
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弟子も何とか追いつくと。
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ミニ
スカート
の
スポーツ
女子たち |
「いち、に、いち、に」
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北小岩 |
「ちん、ぼ、ちん、ぽ」
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小林 |
「ぼっ、き、ぼっ、き」
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サッカーグランドに到着した。
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北小岩 |
「サッカーなのに、
ミニスカートなのでございますか」
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小林 |
「望むところやないか」
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ミニスカ
A |
「あんたたち、何なのよ」
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小林 |
「君たちと一緒にサッカーをするために、
わざわざここまで来たんや」
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ミニスカ
B |
「本気で言ってるの?」
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小林 |
「当たり前や!」
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ミニスカ
A |
「じゃあ、キーパーをやってもらうわ」
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北小岩 |
「先生はキーパーができるのですか」
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小林 |
(小声で)
「攻めてきたら飛び出して、
激突しておっぱいの一つでも
触れるかもしれん」
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スポーツマンシップの欠片もない、卑しい男である。
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ミニスカ
B |
「相手チームが来たわ。
試合を始めましょう」
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ミニスカ
A |
「キーパーを括りつけます」
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小林 |
「?」
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どこからか三人の屈強な外人女性審判が現われ、
先生をT字型の柱に括りつけた。
ピーッ
ホイッスルが鳴ると同時に、
副審が先生のズボンとパンツを同時に下ろした。
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小林 |
「どういうこっちゃ」
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ミニスカ
A |
「私たちがやるのは、
『金玉サッカー』といって、
キーパーの金玉に
ボールを当てる競技なのよ。
当たると2点もらえるの。
オフサイドはなしよ。あっ」
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センターバックのミニスカAが、
相手フォワードに簡単に振り切られた。
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相手女子
フォ
ワード |
「つぶれろ!」
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ボスッ
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小林 |
「うう!」
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相手女子
フォ
ワード |
「やった! 2点よ」
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激痛のあまり、先生の意識は朦朧としている。
再び相手が攻めてきた。
今度はサイドバックが左からセンタリング。
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相手女子
フォ
ワード |
「ヘディングで決めるわ。
砕けろ!
あっ、いけない!!」
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フォワードは距離を読み違えた。
ガスッ
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小林 |
「うお〜〜〜!」
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球をとらえる事はできなかったのだが、
渾身のヘディングが先生の玉に入った。
先生は気絶したのだが、
まだ試合は始まったばかり。
どうなってしまうのだろう。
もっとも、先生の玉など
どうなってもよいのではあるが。 |