小林秀雄、あはれといふこと。
しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。
其の四百六拾・・・夏祭り
小林
「ふう〜、だらだらやな」
北小岩
「そうでございますね」
小林
「秋まで避暑地で
過ごしたいところやが」
北小岩
「歩いて行く途中で、
行き倒れしそうでございますね」
小林
「そやな。
我々の英知を総動員して、
より現実的なプランをたてんといかんな」
うっふんエロエロ
小林
「むっ!
今、超ミニの浴衣のおなごらが、
横を通り過ぎたな」
北小岩
「そうでございますね。
パンティが見えておりました」
小林
「パンティに、
小さな文字が書かれていたのは見たか」
北小岩
「いえ、見逃してしまいました」
小林
「『私たちといいことしましょ?』と」
北小岩
「さっ、さすがでございます。
先生はエロ本を凝視しすぎて
視力を落としていらっしゃいますが、
ここ一番の集中力は世界有数でございます」
小林
「うむ。
どう考えても、俺たちを誘って
ええ思いをさせようとしているとしか
思えんな」
北小岩
「ということは、
わたくしたちのこれからの行動は」
小林
「当然、あの娘たちの帯になったつもりで
動かねばならんだろう」
相変わらず訳の分からないことをのたまっているが、
動きだけは素早い。
帯に短し襷に長しというレベルにさえ到底し得ない
腐った褌のような二人は、
エロ浴衣ガールズについていくのであった。
ぴ〜ぴ〜ひゃらら
北小岩
「神社に入って行くようです。
あっ、こちらにやってきます」
エロ
浴衣A
「はい、わたあめよ」
女がわたあめをちぎり、師弟はあ〜んをして食べた。
エロ
浴衣B
「私たちのお店、
お客さんがこなくて困っているの。
手伝ってくれない?」
小林&
北小岩
「かしこまりました」
エロ
浴衣A
「あなたはここ。
もうひとりのあなたはあっち」
北小岩
「わたくしは紐引きでございますか」
小林
「ほほう、俺は輪投げか。
それで客を呼び込めばええ」
言い終らぬうちに、
どこからか屈強な男らが現われ、二人は全裸にされた。
北小岩くんはちんちんに絶対にほどけないように
紐をつけられ、紐引きの箱の中へ。
先生は巨大なゴキブリホイホイ状のものに
仰向けに貼られ、輪投げの看板は
睾丸投げに替えられた。
あまりに異様な光景の為、お客さんは引きも切らず。
北小岩くんのその後は。
エロ
浴衣A
「はい、
ちんちんの紐を引いたら大当たりです。
当たったら、そのまま全力で
10メートル走ってください。
私がウハウハなサービスをしますから〜!」
飢えた町の男たちが並び、
三人目の男が紐を引き当て全力疾走した。
北小岩
「うわ〜、
もげます〜〜〜!」
紐の途中には滑車があり、
弟子の身体はのびきったちんちんとともに
宙に浮いた。
先生に目を移すと。
エロ
浴衣B
「この小汚い玉に砲丸をぶつけたら、
ぶつけた人を私が昇天させて
あげますよ〜」
町の力自慢たちが並び、砲丸の雨あられ。
いくつもの砲丸が、先生の睾丸をとらえた。
先生は激痛のあまり昇天。
二人にとっては避暑にならなかったが、
祭りに来た人たちにとってはひと時の、
どどめ色の清涼剤となったことであろう。
小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2013-07-28-SUN
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