小林秀雄、あはれといふこと。
しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。
其の四百六拾参・・・涼を求めて
北小岩
「涼のある方角に
進みたいのですが、
この暑さの中、
方角を間違えると
大変なことになります。
先生のご意見を
うかがわせていただけますか」
小林
「これから己のイチモツと
対話するから、
話かけるんやないで」
北小岩
「かしこまりました」
先生はゆっくり目を閉じた。
小林
「イチモツよ、導きたまえ」
時計の針が、静かに時を刻む。
小林
「むっ!こっちや!!」
胸を大きくそらし、第一歩を踏み出した。
北小岩
「自信に満ち溢れた表情。
さすが先生でございます。
なぜ、そちらに向かえば
涼に出会えると、
おわかりになったのですか」
小林
「イチモツが好きなのは、
どういう所と思う?」
北小岩
「そうでございますね。
凹んだ所でございましょうか」
小林
「もちろんそれもある。
しかし、イチモツは
潤いがあるところが好きなんや。
ほどよい濡れ具合のところには
涼がある。
だからイチモツと語り合い、
イチモツが潤いのある方を指せば、
その先に涼があるというこっちゃ」
北小岩
「難解でやや理解しづらく、
賢者の指針なのか、
下賤な者の言い訳なのか
わからない所がございますが、
慧眼でございます」
小林
「ともかく出立や!」
師弟ともに所持金が2円のため、
基本的に電車は使えないのだが、
並の者ではままらぬ距離を走破。
北小岩
「涼の気配がいたします」
小林
「褌をはいとるおなごが
ぎょうさんやな」
褌を
はいとる
おなごA
「涼を求める会へようこそ。
まず、滝涼はいかがですか」
小林
「いつも俺はあわてて、
貧乏くじを引いてしまう。
北小岩、いってみい」
北小岩
「かしこまりました」
褌を
はいとる
おなごA
「パンツを脱いで、
前傾姿勢をとって
思いっきりお尻を
突き出してください」
北小岩
「こうでございますか?」
褌を
はいとる
おなごA
「滝涼、いくわよ。
スイッチオン!」
びゅびゅびゅびゅびゅ〜〜〜
突き出した北小岩くんのお尻の割れ目を、
特殊なシャワー状のものから放たれた水が、
滝のように凄まじい勢いで流れていく。
北小岩
「うわ〜〜〜」
褌を
はいとる
おなごA
「どう?涼しいでしょ」
北小岩
「涼しいのかどうか、
わたくしには判断できません」
褌を
はいとる
おなごA
「それならMAXにするわ」
びゅびゅびゅびゅびゅど〜〜〜ん!
北小岩
「うお〜!」
ぶちっ
あまりの強さに、痔が破れてしまったようだ。
先生はといえば、いつに間にか現れた屈強な男らに、
火という字を表した木材に括りつけられている。
もちろん、全裸である。
後ろには巨大な焚火がメラメラ。
褌を
はいとる
おなごB
「消防団に入団した女の子たち集合!
この薄汚い急所を的にして
放水練習よ。
開始!」
ジャー
褌を
はいとる
おなごB
「全然外れているじゃない!
もっと気合を入れて!!」
消防団に
入団した
女の子
「はい!」
ジャージャー
消防団に
入団した
女の子
「すみません!
的が小さすぎて当たりません!!」
褌を
はいとる
おなごB
「えっ?
あっ、ほんとだ。
これじゃあ的がないに等しいわね。
仕方ない、
急所から1センチのところに
ホースをセットし、
MAXでいきましょう。
準備はいい?放水開始!!」
消防団に
入団した
女の子
「はい!」
ジャジャジャドカーン
小林
「うお〜〜〜!」
褌を
はいとる
おなごB
「さすがにこの距離なら当たるわね」
このように師弟は涼をとったのですが、
涼しめたかどうかはわかりません。
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2013-08-18-SUN
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