小林 |
「朝起きたら、
冷えてノドがいがらっぽくなってしもた」
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北小岩 |
「薄着で寝られたのでは」
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小林 |
「まあな」
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北小岩 |
「これからの季節、
パンツ一丁では
風邪をひかれることもあるかと
思われます」
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小林 |
「パンツ一丁やったら、
冷えをやり過ごせたかもしれんが」
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北小岩 |
「では先生は」
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小林 |
「昨晩は前バリ一枚で寝たんや」
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北小岩 |
「・・・」
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なぜ自宅で就寝するのに、
前バリ姿の必要があるのか。
このような師に、何か意味を求めてもムダであろう。
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小林 |
「ともかく、
突然秋がやって来たな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「秋といえばなんや」
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北小岩 |
「『性欲の秋』という言葉が
ございますね」
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小林 |
「そやな。
夏に暑さでのびてしまった
チンチンが復活し、
勢いをもってノビるんやな。
他にはどや」
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北小岩 |
「『エロ本の秋』で
ございましょうか」
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小林 |
「夏とは集中力が違うからな」
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北小岩 |
「スポーツをされる方も
多いですよね。
そういえば郵便箱に
スポーツの秋フェスティバルの
ちらしが入っておりました」
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小林 |
「運動会みたいなもんやろ。
俺たちの俊足があれば、
賞品の食い物に
ありつけるかもしれん」
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二人が会場を訪れると、
パンティを履いていないと思われる女性が、
参加を促していた。
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パンティ
を履いて
いないと
思われる
女性 |
「ようこそチン動会へ。
もしも1位になったら、
その時は私とうっふ〜ん、
エロエロ〜」
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北小岩 |
「チン動会?
運動会ではないのでございますか」
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小林 |
「まあええ、
俺はあのうっふ〜ん、
エロエロに弱いんや」
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パンティ
を履いて
いないと
思われる
女性 |
「そこのあなた、
これに履き替えて、
最初の競技に出てね」
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北小岩 |
「かしこまりました。
むっ、このパンツ、
イチモツだけが出るように
なっております」
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同じパンツを履かされた男たちが5人ほど、
アホ面さげて立っている。
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パンティ
を履いて
いないと
思われる
女性 |
「では、大量の蚊を放ちます。
チンチンの血を吸っている蚊を、
女性黒帯空手家が
正拳突きでつぶします!
多い人が勝ち」
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ブ〜ン ピタッ
トワァー! ボクッ!!
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北小岩 |
「うお〜〜〜!」
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女性黒帯
空手家 |
「やっと一匹ね」
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ブ〜ン ピタッ
トワァー! ボクッ!!
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北小岩 |
「・・・」
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二匹目で弟子は気を失ってしまった。
小林先生はといえば、簀巻きで転がされている。
その部分だけ、もちろん出ている。
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パンティ
を履いて
いないと
思われる
女性 |
「チン道中、スタート!」
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「えっほ! えっほ!」
先生のチンチンの上で、
飛脚をかついだ女性が足踏みしている。
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パンティ
を履いて
いないと
思われる
女性 |
「張り切って、
42.195キロ行ってみよう!」
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「えっほ! えっほ! えっほ! えっほ!」
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小林 |
「うぎょわ〜〜〜!」
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ぶにゅ〜
42.195キロどころではなく、
足踏み換算69メートルのところで、
チンチンが潰れたようだ。
それにしてもこのチン動会、
何のために催されているのかは謎である。 |