キンコンカンコーン
遠くから、小学校のチャイムが聞こえる。
「う〜ん」
布団の中で寝ぼけている男がいる。
「こ〜」
パチッ
「はっ、
うんこをもらす夢を見て目が覚めました。
危く正夢になるところでございました」
ガラッ
「しまった!」
隣家の時計を見て取り乱したのは、
弟子の北小岩くんであった。
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北小岩 |
「今日は早朝から
エロ本市でございました。
極端にえげつない出物が
あるということで、
先生のエロ仲間のために
落札する役を仰せつかり、
お金も預かって
いたのでございますが、
もう誰かの手に
渡ってしまったことでしょう」
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小林 |
「お前、何やっとったんや」
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北小岩 |
「申し訳ございません。
しかし、
先生が今お持ちなのは、
極端にえげつない出物では
ないですか」
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小林 |
「そうや。
懇意にしている
陰部好男社長
(いんぶすきおしゃちょう)が
競り落としてくれとったんや。
そんでもって俺に
プレゼントしてくれたから、
エロ仲間に渡せるわ」
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北小岩 |
「そうでございましたか」
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小林 |
「それにしても、
今日のような最重要な日に、
寝坊してはあかんな。
隣町で今、
目覚まし時計フェアをやってるから、
行ってみるか」
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北小岩 |
「はい」
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二人は尻の毛を抜くと、その痛さを原動力とし、
フェアへ急いだ。
「いらっしゃいませ」
ミニスカートからパンティが
もろに見えているコンパニオンが
近づいてきた。
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北小岩 |
「わたくし、
本日朝寝坊してしまい、
エロ本市に間に合わないという
失態を演じました」
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ミニ
スカート
から
パンティ
がもろに
見えて
いる
コンパ
ニオン |
「そうですか。
では、そこでズボンとパンツを
脱いで寝てください」
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北小岩 |
「?」
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ミニ
スカート
から
パンティ
がもろに
見えて
いる
コンパ
ニオン |
「時計の針を
10分後にセットします。
あなたは眠くな〜る」
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怪しげな液体を含ませたハンカチを
鼻にあてられると、
弟子はすぐに眠りに落ちてしまった。
時計の針といっても、
長針と短針があるわけではない。
銛のように鋭利な長針だけが、
時を刻みつつ、真っ直ぐに金玉を目指すのである。
すぐに10分後はきてしまった。
チッチッチッ グサッ!!!!!!!!!!
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北小岩 |
「うお〜、玉が〜〜〜!」
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銛時計とでもいうべき
恐ろしい目覚まし時計の効果は、
想像を絶するほどであった。
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ミニ
スカート
から
パンティ
がもろに
見えて
いる
コンパ
ニオン |
「次はあなたね。
では、
そこでズボンとパンツを脱いで、
眠くな〜る」
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サッサッ すやすやすや・・・
むき出しになっている先生の金玉は、
水の入った卵立てに入れられた。
その容器にはコードがついていて、
10分後に沸騰するようにセットされたのだが、
すぐに10分後はきてしまった。
ぐつぐつぐつぐつ
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小林 |
「うげ〜、玉が〜〜〜!」
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先生の金玉は、
あっという間にゆで卵になってしまった。
少し早く起きるだけのことで、
そこまで金玉を危険にさらすなんて、やなこった。 |