空き地に男子が二人。
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小学生
の糞ガキ |
「お前、弱そうだな」
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北小岩 |
「何をおっしゃいますか。
わたくしがやせっぽちだから、
そういうことを
おっしゃるのでございますね」
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小学生
の糞ガキ |
「風に飛ばされそうじゃんか」
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北小岩 |
「そんなことはございません。
わたくしはこう見えても、
やせの太マラでございます」
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小学生
の糞ガキ |
「お前、何言ってんの」
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北小岩 |
「間違えました」
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小学生
の糞ガキ |
「ともかく俺と勝負しろよ」
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北小岩 |
「もちろんでございます。
どういたしますか。
指相撲などはいかがですか」
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小学生
の糞ガキ |
「甘っちょろいこと言ってんなよ。
30メートル先に
でっけえ糞があるからよ。
そこまで押し相撲をして
踏んだ方が負けにしようぜ」
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北小岩 |
「かしこまりました」
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小学生
の糞ガキ |
「じゃあいくぞ。
はっけよいのこった」
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ズッ ガツッ
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北小岩 |
「いくらなんでも、
身長にして30センチ、
体重も30キロは勝るであろう
わたくしが、こんなこわっぱに
負けるわけがございません」
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ググッ
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北小岩 |
「むっ、見かけよりも
力があるでございます」
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ずずずずずずずずずずずずずずずずず
ずずずずずずずずずずずずず〜〜〜
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北小岩 |
「しまった!
もうすでに、
29メートル70センチほど
押されてしまいました。
このままでは糞を
踏み抜いてしまいます。
うっちゃりしかございません。
えいっ! あっ」
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ふらふら〜 ずぼっ
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北小岩 |
「うっちゃろうとしたら、
足がもつれて
結局自分で
糞を踏み抜くことに
なってしまいました」
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小学生
の糞ガキ |
「汚ねえ!
お前なんか、あっちいけ。
しっしっ」
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とぼとぼ
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小林 |
「どうした北小岩、
元気がないようやが」
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北小岩 |
「あっ、先生。
わたくし、足腰が弱く、
小さな糞ガキと相撲をして
自分で糞を踏み抜いて
しまったのです」
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小林 |
「何言っとるのか
わけわからんが、ともかく
足腰を鍛える必要があるな。
町はずれにジムができたんやが、
今ならタダでお試しできるらしい。
行ってみよか」
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師弟は相撲のすり足で、ジムに向かった。
「いらっしゃいませ」
ミニスカートからパンティがもろに見えている
インストラクターが近づいてきた。
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小林 |
「こいつの足腰を
鍛えたいんやが」
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ミニスカ
ートから
パンティ
がもろに
見えて
いる
インスト
ラクター |
「かしこまりました」
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北小岩 |
「トレーニングする前に、
お小水をしてきても
よろしいですか」
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ミニスカ
ートから
パンティ
がもろに
見えて
いる
インスト
ラクター |
「どうぞ」
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ミニスカートからパンティが
もろに見えているインストラクターは、
北小岩くんが放尿を始めた頃合いを見計らい、
リモコンのレバーを引いた。
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北小岩 |
「あれ?
便器が前進してまいりました。
足腰に力を入れないと、
わたくしが倒れてしまい、
大変なことに」
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ミニスカ
ートから
パンティ
がもろに
見えて
いる
インスト
ラクター |
「先ほどの方は、
今トイレで
足腰を鍛えております。
もう少し、
負荷をかけてみますね」
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ぎゅい〜ん
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北小岩 |
「たっ、耐え切れません!
うわ〜」
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じょぼじょぼじょぼ
転倒した北小岩くんの顔に、
虹のような軌道を描いた尿が降り注いだ。
このジムでは、他にどのような
トレーニングをしているのか
聞きたい気もするが、
ろくでもないものであることだけは確かであろう。
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