ひゅ〜
かめかめ〜〜〜
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小林 |
「今年は一段と冷え込みがきついな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「家におると隙間風が
亀の頭を撫でていくから、
外出したほうがええようや。
だが、問題はどこを訪れるかや」
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北小岩 |
「町役場はいかがでございますか」
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小林 |
「ええ考えや。
あそこのトップには、二年ほど前
エゲツなさすぎるエロ本を
贈っとるから、
歓待してくれるやろ」
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二人は己の陰毛を引っ張り、
激痛を動力に町役場まで疾走した。
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小林 |
「さすがにあったかいな」
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北小岩 |
「ここにいれば、
亀の頭がしもやけになることは
ございませんね」
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小林 |
「会議室があるな」
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北小岩 |
「男性が二人おりますが、
深刻なことを
話されているようです」
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小林 |
「しゃあない、出張るか。
そこの金玉たち、何があったんや」
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男A |
「金玉と言われれば、
そうかもしれませんが」
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北小岩 |
「深刻な話を
されているようですので、
心配なのでございます」
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男B |
「そのことですか。
僕はもとは巨根だったのです」
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小林 |
「だったのですやと?
今は短小包茎なんか」
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男B |
「包茎ではありません。
実はそこの彼は
短小で悩んでいました。
僕は僕で大きすぎて
女性から嫌がられていたもので、
彼とイチモツを
取り替えっこしたのです」
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北小岩 |
「なんと!
わたくし、巨根にも
短小にも縁がない、
平根ともうしますか、
凡根ともうしますか、
特長のないモチモノです。
その観点からいきますと、
交換する場合、
巨根をいただいた方のほうが
アドバンテージがあるかと
存じますが」
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男A |
「僕もそう思っていました。
しかし、隣のちんちんは
青いというか黒いというか。
巨根をいただいたばっかりに、
非常に危険な目にあいました」
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小林 |
「どういうこっちゃ」
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男A |
「正月に会社で
もちつきをしたのですね。
その時僕は、
返し手を担当しました。
こねた後に杵でつかれないように
離れたはずだったのですが、
イチモツが臼の上に
飛び出しており、
渾身の力で
つかれてしまったのです」
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北小岩 |
「うげ〜〜〜!」
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男A |
「それだけでも
致命傷でしたのに、
先日洋式トイレで
大便をした際、
イチモツが便器に
くっついていたのに気付かずに
流してしまったため、
吸い込まれてしまったのです」
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北小岩 |
「ぎょわ〜〜〜!
想像したくないほど
恐ろしいことでございます。
短小と交換された方は
いかがでしたか」
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男B |
「彼ほどではないのですが、
立小便をしていたら
リスがドングリと間違えて
持っていこうとしたり、
ウズラが卵を取られたと思って
襲撃してきたり、
そんな感じですかね。と
もかく、交換したイチモツを
ひとまず元のさやに戻そうかと、
そんな話し合いをしていたのです」
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お互いに一長一短がある巨根と短小。
話を聞く限りでは、
巨根を持っている危険性が高すぎる気がいたします。 |