KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の四百九拾・・・聖歌隊

小林 「ふぁ〜くしょ〜ん!」
北小岩 「お風邪をひかれましたか」
小林 「イチモツが冷えんように、
 寝る前に褌をきつく締めた」
北小岩 「はい」
小林 「だが夜中に尿意に襲われ、
 大量に放尿する運びとなった。
 ところが、
 寝ぼけていてほとんどが
 手にかかってしまったんや。
 仕方ないから水道で洗ったものの、
 つい褌で拭いてしまってな」
北小岩 「そうでございましたか。
 この冷え込みの中、
 びしょびしょの褌で
 イチモツを包んでしまっては
 厳しいでございますね」
小林 「そうなんや。
  隙間風でさらに
 褌が冷やされたため、
 ちんちんが霜焼け気味になって
 風邪をひき」

これ以上聞いても意味のない、
どうでもよい話であった。

小林 「それにしても、腹が減ったな。
 ひさしぶりにおやつでも
 食いたいわな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「名案はないんか」
北小岩 「以前、
 教会で飼っていた子犬が逃げ出し、
 なぜかわたくしのところに
 来たことがありました。
 教会に届けた際、
 礼拝をどうぞという話になり、
 その後にビスケットを
 いただいた記憶がございます」
小林 「それや!」

二人は股間の上で十字を切り、教会に向かった。

北小岩 「厳かでございますね」
小林 「そやな。
 おっ、聖歌隊や」

♪ 主は〜 子羊が大好きです〜
  子羊が迷っても〜 どこかにみちびかん〜

小林 「聴いたことのない讃美歌やが」
北小岩 「心が洗われますね」
神父
さん
「ではみなさま、主より、
 ビスケットのプレゼントです。
 ひとつとって、
 前の方にまわしてください」
北小岩 「先生とわたくしの分を
 いただきまして、前の方に。
 はい、どうぞ」
前の方 「ありがとう」
北小岩 「素晴らしい聖歌隊の歌でしたね」
前の方 「そうなのですが・・・」
北小岩 「どうかされたのですか」
前の方 「近頃、聖歌隊の方々が
 頭の中に住みついて、
 みょ〜な歌をうたったりして、
 困っているんですよ」
北小岩 「どんな曲なのですか」
前の方 「シューベルトの野ばらなのですが、
 『♪ わたしは〜 見〜せ〜た〜
    パンツのな〜か〜』
 という歌詞で、
 女性の聖歌隊が歌うと
 とても気になるのですね」
北小岩 「そうでございますか」

前の方 「それだけではなく、
 彼女たちはキャンドルを
 持っているのですが、
 お互いに蝋を垂らしあったり
 しているんですよ」
北小岩 「そっ、それは・・・。
 あなた様の頭に
 住んでいらっしゃるのは、
 聖歌隊ではなく、
 性歌隊のようでございますね」

教会を訪れてさえくだらない。
主は彼らのことを、どのように見ているのであろうか。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2014-02-23-SUN

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