KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の四百九拾弐・・・へび

パタパタ
北小岩 「先生の本棚にも、
 ずいぶん埃がたまっておりますね」

ひらひらひら

北小岩 「何か落ちました。
 お札のようでありますが」

弟子が手に取ってみると。

北小岩 「お札の体裁をしておりますが、
 お札ではございません。
 先生のこ汚い字で、
 『エッチ券69万円』と
 書かれております。

 先生は現在お金を
 2円しか持っておりません。
 しかし、いい歳こいて
 こんな子どもだましの券をつくり、
 もしかしたら使えるのではないかという
 一縷の望みを・・・。ううう」

目に熱いものがこみあげてきた弟子であったが、
はたして目に熱いものを
こみあげるほどのことであろうか。

北小岩 「動物図鑑もございますね。
 うわ、へびさんです。
 わたくし、実はへびさんが
 苦手なのでございます」
小林 「お前、なにぶつぶつ言うとるんや」
北小岩 「あっ、先生。
 わたくし、
 先生がつくられたエッチ券を見て
 思わず涙を流してしまいました。
 その後へびさんの」
小林 「まあ聞くだけ時間の無駄やな。
 ほな、散歩にでも出かけよか」
北小岩 「かしこまりました」

二人がアホ面下げて町をさまよっていると。

「たいへんだ〜」

小林 「なんや!
 お前は町はずれに住んどる
 へび使いやな」
へび
使い
「へびが二匹逃げたのです。
 一匹は太いものを見ると
 締め上げます。
 太いものには巻かれろとでも
 申しましょうか。
 巻かれろというより、
 巻かずにはいられないのです。
 ちんちんが極太な人は、
 特に危険です」
小林 「となると、俺はかなり危険や」

先生がベルトをゆるめ、褌を引っ張り、
自分のイチモツを確認したその刹那。

へび
使い
「危ない!」

どこから現れたのか。
太いものを見ると締め上げてしまうへびが、
先生の褌にもぐりこんでしまった。

小林 「こら、へび使い!
 何とかせい。
 俺のイチモツが。んっ?」

するするとヘビが出てきた。

へび
使い
「ちんちんが極細で
 短小すぎたので、
 無視されたようです」
北小岩 「よかったでございますね!」
小林 「うっ、うむ」

どこか釈然としない先生であった。

へび
使い
「まっ、まずい!
 向こうから、
 キングコブラがやってきます。
 やつは獰猛で、
 私でも手がつけられないのです」
北小岩 「別の方角から、
 町の警備員にしてイチモツ自慢の、
 局所優(きょくしょまさる)さんが
 やってまいります」
小林 「それは頼もしいわ」

キングコブラと対峙した局所優が、
ズボンとパンツを同時に下げた。
鎌首をもたげた両雄の闘い。

北小岩 「キングコブラVS
 チンコブラブラでございます!」
牙を剥いて襲いかかろうとする
キングコブラであったが、
チンコブラブラも目に見えない程の速度で
玉金がブラブラ揺れて攪乱しているので、
容易には近づけなかった。
また、猛毒を持ったキングコブラに対し、
チンコブラブラも超イカ臭いという、
考えようによっては猛毒で対抗し、
一進一退の緊迫した場面が続いた。
 

勝敗はどうなったのか。
はっきりいって、どうでもよい気がしています。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2014-03-09-SUN

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