ひらひらひら〜〜〜
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北小岩 |
「桜の花びらでございます」
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小林 |
「うおっほ〜〜〜」
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先生が阿呆な叫び声を発したのも、むべなるかな。
北小岩くんの頭には・・・。
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北小岩 |
「たくさんの花びらが
落下した気がいたしますが」
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小林 |
「お前の上で、
花びらたちが何を描いとるか
わかるかな〜〜〜」
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北小岩 |
「もしかすると、
花びらで桜の花が
美しく表現されているのでは
ないでしょうか」
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小林 |
「甘いな。
お前の頭にあるのは、
たくさんの花びらで描かれたちんぽや!」
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北小岩 |
「なんと!」
耳を傾けるだけ、時間の無駄であった。
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小林 |
「そんなことより、花見に行こか」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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二人は隣の隣の隣町にある、桜の名所を訪れた。
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小林 |
「ええ感じに飲んで、
みんなできあがっとるな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「俺たちも一杯やるか」
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北小岩 |
「はい」
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とは言え、各自2円しか持っていないので、
ビールやお酒を飲むことはできない。
きゅっ じゃ〜 ごくごく
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小林 |
「なかなかいけるな」
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北小岩 |
「ここの水道水は
逸品でございますね」
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そういうわけだった。
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小林 |
「少し飲み過ぎて、
小便がしたくなったな」
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北小岩 |
「わたくしもでございます。
トイレはすぐそこです。
んっ?
貼り紙ですね。
え〜と、『わんこ実演中!』。
どういうことでしょうか」
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二人が中に入ると、
壁に30センチ四方の穴が開いており、
そこにわんこそばで使うようなお椀が
ひとつ置いてある。
奥から艶っぽい女性の声がした。
「お椀の内側に線が引いてあるから、
そこまでおしっこを入れて。
そうしたら、次のお椀を出すわ。
あなたが一番になったら、うっふん!」
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北小岩 |
「いい思いができるのでございますね」
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小林 |
「ともかくチャレンジしてみるわ」
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じゃ〜っ
「はい」
じゃ〜っ
「はい」
お椀に尿が注がれると、
掛け声とともに次のお椀が出てくる。
じゃ〜っ
「はい」
じゃ〜っ
「はい」
じゃ〜っ
「はい」
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小林 |
「もう無理や!
ストップ!!」
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女性 |
「ここまでですね。
これじゃあ、ビリよ!
わんこ返し!!」
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びゅっ
女性が紐を引くと天井が外れ、
なぜかそこにセットされていた
先生の尿入りお椀が落下した。
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小林 |
「げげっ!」
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北小岩 |
「汚な過ぎるでございます!!」
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二人は尿まみれになった。
このトイレ、何のために
そんなことをしているのか。
謎ではあるが、
深く考えるだけ時間の無駄というものであろう。 |