ごろごろ〜
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小林 |
「すっかり春やな。どや?」
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ごそごそ
ぷ〜ん
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北小岩 |
「そうでございますね。
春、熟々でございますね」
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ごぞごぞや、ぷ〜んというのは、
いったいどういうことであろうか。
再現してみよう。
二人は野原であおむけになり、
日向ぼっこをしていた。
そこで、先生が弟子に問うた。
弟子はすっかり春になっているのか
確かめるため、パンツの中に指を入れ、
どれぐらいイカ臭いかを確かめたのである。
イカ臭い=蒸れている=あたたかい=春爛漫
という公式が成り立つ。
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北小岩 |
「イカ八分目ぐらいです」
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小林 |
「それはなかなかやな」
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腹八分目なら身体によいかもしれないが、
イカ臭さの八分目など、考えたくもない。
ぐっちょ〜ん びんび〜ん
ぱっくりぱっくり
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小林 |
「むっ!
奇妙な虫が現れたが、
いやらしいオーラを出しとるぞ」
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北小岩 |
「そうでございますね。
間違いなく、わたくしたちを
エロの楽園に
いざなおうとしております」
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小林 |
「それやな。
俺たちにもついに春が来たな」
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北小岩 |
「ついていきましょう!」
ぐっちょ〜ん びんび〜ん
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それにしても、いやらしい羽音である。
二人はももあげをしながら、後を追った。
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北小岩 |
「この野原は広大ですね」
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小林 |
「そやな。
おっ、見ろ。
猥褻な花が蜜を滴らせとるで」
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北小岩 |
「これは舐めずに、いえ、
飲まずにいられませんね」
二人が蜜を吸うと出るわ出るわ。
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北小岩 |
「お花の蜜で
お腹がいっぱいになったのは、
生まれて初めてでございます」
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小林 |
「俺もや」
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北小岩 |
「先生、わたくし飲み過ぎたせいか、
尿意を催してまいりました」
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小林 |
「俺もや」
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師弟は茂みに入り、
ズボンとパンツを同時におろした。
じょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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北小岩 |
「たくさんでますね」
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小林 |
「おい、なんかここは、
ウツボカズラが多くないか」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「やばい!
ウツボカズラが
ちんちんに向かって伸びてきた!」
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北小岩 |
「食いつかれました〜〜〜」
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小林 |
「このままでは
俺たちのイチモツは」
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北小岩 |
「間違いなく
溶かされてしまうでしょう!」
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小林&
北小岩 |
「うお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
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食チン植物・・・。
男にとって、これほど恐ろしいものは
ないであろう。
だが、この二人のイチモツが
溶かされたところで、
大勢に影響はないと断言できる。 |