小林 |
「いつの間にかこんなところに
公園ができとる」
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北小岩 |
「どういうことでございましょう」
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小林 |
「『大人の女が遊ぶ公園』との
立札がある」
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北小岩 |
「すけさんとかくさんが
いらっしゃいます。
何か知ってるのでは」
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すけさん |
「やあ!」
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かくさん |
「セニョール!
チンポールは元気かい!」
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すけさんかくさんと聞けば、
誰もが黄門様を思い浮かべるであろうが、
もちろん彼らは徳川光圀公の家臣ではない。
町に肛門様と呼ばれる
肛門のゆるいじいさんがいて、
散歩中によくもらすのだが、
彼はえげつないエロ本を多数所蔵しているため、
すけさんとかくさんは
肛門様の家に入り浸っている。
すけさんとは町で一、二を争う
すけべえさんの略であり、
かくさんとはいつも腰をかくかくしているから、
そう呼ばれているだけなのである。
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小林 |
「お前らは常に
うろうろしとるから、
この公園についても
何か知っとるやろ」
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北小岩 |
「大人の女性が乗ると
楽しい遊具があるのでございますか」
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すけさん |
「例えば、パンティすべり台」
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小林 |
「いやらし過ぎる響きやな」
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北小岩 |
「どのようなものなのですか」
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かくさん |
「アメリカのポルノ男優のブツみたいに
長いすべり台なのですが、
最初の部分は油を塗ってあり、
尋常ではないすべりになっています」
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すけさん |
「加速度がついたところに、
ごきぶりホイホイのように
粘着性の物質がつけてあり」
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かくさん |
「その先はまた油を塗っているんです」
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北小岩 |
「ということは」
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すけさん |
「まあ当然、
スカートはめくれますわな」
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小林 |
「そして天が味方をすれば」
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かくさん |
「その下のものが、
脱げてしまうことも
あり得ないことではありませんな」
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すけさん
&
かくさん
&小林
&北小岩 |
「あははははははは!」
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婦人警官
みたいな
人 |
「すっかり聞いたわよ。
そこの短小そうなお前、
すべり台にあがれ!」
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小林 |
「何で俺が」
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婦人警官
みたいな
人 |
「つべこべいうと、
通報するぞ!」
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小林 |
「うう」
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先生が企てたわけではないのだが、
一番いやしい顔をしていたからだろう。
先生は渋い顔ですべり台の頂上に立った。
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婦人警官
みたいな
人 |
「頭を下にしてすべりな」
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小林 |
「危険や・・・」
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婦人警官みたいな人が携帯をちらつかせる。
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小林 |
「しゃあない」
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先生は逆さまにすべり。
びゅっ ざっ
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すけさん |
「おっ、
ズボンとパンツが同時に脱げた」
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小林 |
「ぎょわ〜〜〜!!!」
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かくさん |
「ちんぽの先が粘着剤についた!」
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びよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん
先生のささやかなイチモツは、
これほど伸びるものなのかと目を見張るほど、
伸びに伸びた。
そのままとれてしまったという噂もあるが、
真偽を確かめるほどのことでもないだろう。 |
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