KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百拾・・・湯

びゅ〜

小林 「ずいぶん風が強いな」
北小岩 「そうでございますね」

びゅ〜びゅ〜

小林 「ここまで強風だと、
 町を巡回しないわけにはいかんな」
北小岩 「突発的なことが起こりかねませんね」
小林 「パトロール出動するか」
北小岩 「そうでございますね」

パトロールといっても、
強風で飛ばされた何かが
人に当たるのを防ぐという類ではない。
運よくスカートがめくれ、
パンティが拝めればと考えただけである。

びゅん

女性 「いや〜ん!」
小林 「200メートル先注視!」
北小岩 「200メートル先注視!」
小林 「ピンクの細〜〜〜いパンティ
 確認!」
北小岩 「ピンクの細〜〜〜いパンティ
 確認!」

エロがからむと視力が異常によくなる二人は、
このように巡回を続けた。

びゅん

小林 「むっ、何かの券が飛んできたで。
 いけ、北小岩!」
北小岩 「かしこまりました。
 あっ、スーパー銭湯の招待券が
 二枚であります」
小林 「でかしたな。
 今俺たちはパンティで騒いどるが、
 もっとええもんが拝めるかもしれん」

二人は先ほど見たパンティを動力に、
スーパー銭湯に向かった。

小林 「ほほう。
 さすがにスーパーだけあって、
 変わった湯が多いな」
北小岩 「そうでございますね。
 女体バブルの湯に、
 ヒヤシンスの湯・・・。
 どれにいたしましょうか」
小林 「女体バブルの湯と
 いいたいところやが、
 深読みするとヒヤシンスの湯が、
 エロに通じてそうな気がする。
 俺はヒヤシンスの湯にするわ」
北小岩 「ではわたくしは女体の方で」

女体バブルの湯とは、女体形の泡が
身体にまとわりついてくるものらしい。

北小岩 「うう!
 気持ちいいでございます」

ばばばばばばっ

北小岩 「ん?
 泡の勢いが
 尋常ではないでございます。
 わっ!
 ちんちんの先っぽから、
 泡が入りました。
 玉が膨らんでいきます!」

ば〜ん!

北小岩 「しまった!
 金玉が破裂してしまいました!!」

その頃、ヒヤシンスの湯では。

小林 「金玉から芽が出そうなほど
 心地よい湯やな。
 むっ、本当に金玉から
 芽が出てきよった!
 このままでは、
 金玉がヒヤシンスの
 球根になってしまう!!」

このスーパー銭湯で起こる怪奇現象は、
いったい何なのであろうか。
本来は殿方を楽しませる
ちょっぴりエッチな銭湯なのだが、
下心がありすぎると過度に
副作用が出てしまうのかもしれませんね。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2014-07-13-SUN

BACK
戻る