びゅ〜
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小林 |
「ずいぶん風が強いな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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びゅ〜びゅ〜
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小林 |
「ここまで強風だと、
町を巡回しないわけにはいかんな」
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北小岩 |
「突発的なことが起こりかねませんね」
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小林 |
「パトロール出動するか」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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パトロールといっても、
強風で飛ばされた何かが
人に当たるのを防ぐという類ではない。
運よくスカートがめくれ、
パンティが拝めればと考えただけである。
びゅん
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女性 |
「いや〜ん!」
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小林 |
「200メートル先注視!」
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北小岩 |
「200メートル先注視!」
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小林 |
「ピンクの細〜〜〜いパンティ
確認!」
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北小岩 |
「ピンクの細〜〜〜いパンティ
確認!」
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エロがからむと視力が異常によくなる二人は、
このように巡回を続けた。
びゅん
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小林 |
「むっ、何かの券が飛んできたで。
いけ、北小岩!」
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北小岩 |
「かしこまりました。
あっ、スーパー銭湯の招待券が
二枚であります」
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小林 |
「でかしたな。
今俺たちはパンティで騒いどるが、
もっとええもんが拝めるかもしれん」
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二人は先ほど見たパンティを動力に、
スーパー銭湯に向かった。
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小林 |
「ほほう。
さすがにスーパーだけあって、
変わった湯が多いな」
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北小岩 |
「そうでございますね。
女体バブルの湯に、
ヒヤシンスの湯・・・。
どれにいたしましょうか」
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小林 |
「女体バブルの湯と
いいたいところやが、
深読みするとヒヤシンスの湯が、
エロに通じてそうな気がする。
俺はヒヤシンスの湯にするわ」
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北小岩 |
「ではわたくしは女体の方で」
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女体バブルの湯とは、女体形の泡が
身体にまとわりついてくるものらしい。
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北小岩 |
「うう!
気持ちいいでございます」
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ばばばばばばっ
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北小岩 |
「ん?
泡の勢いが
尋常ではないでございます。
わっ!
ちんちんの先っぽから、
泡が入りました。
玉が膨らんでいきます!」
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ば〜ん!
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北小岩 |
「しまった!
金玉が破裂してしまいました!!」
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その頃、ヒヤシンスの湯では。
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小林 |
「金玉から芽が出そうなほど
心地よい湯やな。
むっ、本当に金玉から
芽が出てきよった!
このままでは、
金玉がヒヤシンスの
球根になってしまう!!」
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このスーパー銭湯で起こる怪奇現象は、
いったい何なのであろうか。
本来は殿方を楽しませる
ちょっぴりエッチな銭湯なのだが、
下心がありすぎると過度に
副作用が出てしまうのかもしれませんね。 |