ギラギラ
|
小林 |
「どや、暑くないか」
|
北小岩 |
「大丈夫でございます」
|
太陽がギラギラと微笑んでいる最中、
二人はふんどし姿で、
風通しのいい縁側でゴロゴロしている。
|
小林 |
「ここは陽があたらんし、
穴場といってもええな」
|
北小岩 |
「まったくでございます」
|
小林 |
「眠くなってきたな」
|
北小岩 |
「わたくしもでございます」
|
すやすやすや
眠りに落ちた二人であったが。
|
小林 |
「おい北小岩、
なんか焦げ臭くないか?」
|
北小岩 |
「そうでございますか。
うお〜、
わたくしのふんどしが
燃えております!」
|
小林 |
「漏らすんや!」
|
北小岩 |
「かしこまりました」
じょ〜 ぷしゅっ
|
北小岩 |
「お小水にて、
鎮火いたしました」
|
数日前、師弟はエロ本の局部を
アップにして見ようと虫メガネを
台の上に立てた。
それが光を集めてしまい、着火したのである。
|
小林 |
「危ないとこやったな。
そういや、
今頃運動会をやってる時刻や」
|
北小岩 |
「賞金を
いただけるかもしれませんね。
行ってみましょうか」
|
弟子はふんどしが一部焦げてしまったため、
おいなりさんが見え隠れしているのだが、
それもいとわず先生と運動会場を目指した。
|
ミニ
スカート
から
パンティ
が見えて
いる女性 |
「暑い中、
よくいらっしゃいました」
|
小林 |
「一等になると、
何がもらえるんや?」
|
ミニ
スカート
から
パンティ
が見えて
いる女性 |
「私がはいているパンティを
中に入れた大きな氷が
もらえます。
涼とエロ、
両方お楽しみいただけます」
|
小林 |
「さっそくエントリーするわ」
|
集合場所に行くと、
選手たちは全裸になっている。
スタート直前に、一人に一本ずつ
巨大なイチモツ状の氷が配られた。
|
ミニ
スカート
から
パンティ
が見えて
いる女性 |
「それを股に挟んでください。
ちんと玉を氷から離したら
失格です。
氷が完全に溶けるまで
走り続けて、
誰が一番距離を稼いだかで
勝敗を決めます。
ではスタート!」
|
小林 |
「う〜、玉の髄から冷え込むわ」
|
北小岩 |
「先生、ご無理なさらぬ方が」
|
小林 |
「パンティ入り氷が
もらえるチャンスなど、
めったにない。
行けるとこまで行くわ」
|
参加しているスケベな男たちの想いは、
一緒だったであろう。
結局全員リタイヤとなり、
かなりの数の男が、
ちん及び玉が凍傷になってしまったことを、
ここに記しておきたい。 |