小林 |
「町で行われる陸上競技大会だが、
聞くところによると、
男女混合リレーという種目が
加わるらしいな」
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北小岩 |
「あっても不思議ではない
競技だと思いますが、
そういえばなかったですね」
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小林 |
「それは横に置いといても、
ここのところ女子陸上の
ユニフォームは
妙に過激になっとるな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「このまま規制が
かからないようだと、
そのうち前バリになってしまう
恐れがあるで」
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北小岩 |
「わたくしたちがスケベなのは
確かでございます。
しかし、
女子陸上のユニフォームが
前バリになってしまうのは、
果たしてよいことなのかどうか」
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前バリまでいくことはないだろうが、
限界に挑戦するためとはいえ、
かなり危険な領域に入っていることは
事実であろう。
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小林 |
「ともかく混合リレーにも、
どこか不穏なものを
感じるわな。
行ってみよか」
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二人は指浣腸をし合い、
それを動力に競技場へ向かった。
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小林 |
「おっ、
男子選手が
木に結び付けたゴムで、
ちんちんを伸ばしとる」
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ミーンミンミンミン
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北小岩 |
「イチモツに蝉がとまって
鳴きだしました」
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小林 |
「己のブツが
木と同化しておる。
かなりの使い手やな」
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スタンドに入りしばらくすると、
混合リレーの選手たちが
コースにスタンバイした。
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北小岩 |
「男子選手のちんちんが
丸見えでございます!」
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小林 |
「なるほどな。
男のブツがバトンがわりなんやな」
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「よーい!」
スターターの声が轟く。
キーン!
号砲ではなくキーン! という音が
スタートの合図だったが、
それはスターターの横にいる
アマゾネスみたいな人が、
スターターの金玉を
金槌でたたいた音なのである。
1チーム、女子選手が4人に対して
男子選手がひとりである。
第一走者が男のちんちんを握ったまま走り、
第二走者にバトンタッチした。
男はそのまま第二走者とともに走る。
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小林 |
「過酷やな」
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カンカンカーン!
バトンが最終走者に渡ると同時に、
アナウンスが入った。
「このリレーは
男女の到着タイムはもちろん、
女性が持っているバトンの長さが
タイムに考慮されます。
バトンが1センチ長くなるごとに、
タイムが0.3秒ずつ短くなります」
ちんちんが伸びている方が、
かなり有利になる。
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北小岩 |
「第三コースの男の人は、
先ほどイチモツを伸ばす練習を
されていた方ですが、
異常に長く引っ張られております!」
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小林 |
「あれ以上引っ張ると、危険や!」
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スポ〜ン!
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男子
選手 |
「ぎょわ〜〜〜〜〜〜!!」
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女子選手が力を入れ過ぎたために、
男子選手のイチモツが抜けてしまったのだ。
なんという恐ろしい競技であろう。
この競技が世界中に広まらないことを祈る。 |
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