小林 |
「出かけるか」
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北小岩 |
「かしこまりました」
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小林 |
「急いで行かんと、
ありがたいものを
見損なってしまうからな」
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北小岩 |
「そうでございますね。
あっ、しまった。
尿意を催してまいりました」
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小林 |
「急がんかい!」
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北小岩 |
「かしこまりました」
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トイレに駆け込む北小岩くんであったが。
じょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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小林 |
「まだか!」
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北小岩 |
「申し訳ございません。
このような時に限って、
止まりません!」
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小林 |
「甘えるんやない!」
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北小岩 |
「括約筋でフルブレーキをかければ。
うわっ」
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じょぼじょぼじょぼ
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北小岩 |
「急に止めたら
ブーメランのように戻ってきて、
ズボンがびしょ濡れに
なってしまいました」
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小林 |
「ともかく急ぐんや!」
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先生が何を急いでいるのかと言えばこうである。
先日、水着で川遊びをしていた女性たちが
バスタオルを巻いて着替えている最中に
アシナガバチが飛んできて、
焦った女性たちのバスタオルが
外れてしまったとの噂を聞いたのである。
今のタイミングを逃すと、
絶景には出会えない。
先生は前を濡らした北小岩くんを引き連れ、
ダッシュをかける。
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小林 |
「しまった!
女たちが服を着て
土手に上がって来とる!」
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北小岩 |
「申し訳ございません!」
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小林 |
「しゃ、しゃあない。
今後このような不始末がないように、
賢人からアドバイスを
受けた方がええな」
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その後師弟が訪れた賢人とは。
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北小岩 |
「あなたが賢人さまでございますね。
わたくしの尿が溜まっていたせいで、
先生がよきものを
見損なってしまったのです」
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賢人 |
「そういうことか。
ところで貴様は、
一日に何回小用を足すのかな」
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北小岩 |
「7回ぐらいではないでしょうか」
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賢人 |
「甘いな。
一日に7回も大切なチャンスを
逃してしまう可能性が
あるじゃないか」
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北小岩 |
「確かにそうでございますね。
しかし、
どのようにすればよろしいのですか」
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賢人 |
「今から俺が放尿するから、
よく見ておけ!」
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賢人はイチモツを取り出すと。
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小林 |
「むむむむむっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
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先生がうなり続けたのもむべなるかな。
賢人のイチモツの先からは、
尿が一滴だけ出たのである。
その一滴は、直径が六十センチほどあった。
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賢人 |
「何十年にも渡って鍛え上げ、
尿を一週間に一回だけ出せば
すむ体質にした。
貴様は一週間に7回×7日、
つまり小便をしている間に
チャンスを逃すリスクが49回もある。
しかし俺のリスクは、
貴様に比べて49分の1だ」
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北小岩 |
「はは〜〜〜!」
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弟子は地面に額をこすりつけた。
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賢人 |
「ところで貴様は
糞はどれぐらいの頻度かな」
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北小岩 |
「規則正しく一日一度でございます」
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賢人 |
「俺の糞を見せてやる」
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賢人は肛門を開いた。
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小林 |
「むむむむむっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
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先生がうなり続けたのもむべなるかな。
賢人の肛門からは、
ニシキヘビほどの大便が躍り出たのである。
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賢人 |
「何十年にも渡って鍛え上げ、
糞を月に一回だけ出せば
すむ体質にした」
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世には、恐るべき賢人が存在するものである。
賢人の言うことにも、確かに一理ある。
しかし、そんなにでかいものを出していたら、
しまいにイチモツの先や肛門が
壊れてしまう懸念がある。 |