ポーン
「はい」
ポーン
「はい」
|
小林 |
「若い娘らが、
テニスをしとるな」
|
北小岩 |
「そうでございますね」
|
小林 |
「健康美という言葉が
ぴったりやな」
|
北小岩 |
「眩しいでございますね」
|
小林 |
「スポーツの秋やが、
お前は何かスポーツしとるか」
|
北小岩 |
「わたくし、
テニスラケットは
握ったことがございません」
|
小林 |
「そうやろな」
|
北小岩 |
「しかし、
テニスはできなくとも、
ペニスは毎日握って」
|
小林 |
「それ以上言わんでええ。
秋がけがれるわ」
|
16年ほど前は、まだ清純さのかけらが残っていた
弟子であったが、
ちんかすのような先生の影響であろうか。
このところ、表現がえげつなくなっている。
|
小林 |
「それはともかく、
町はずれに
ゴルフの打ちっぱなしが
できたの知っとるか」
|
北小岩 |
「噂にはうかがっております」
|
小林 |
「ほな行ってみるか」
|
噂とは何であろうか。
現場に着いた二人を観察してみよう。
|
北小岩 |
「むっ、
あの超ミニスカートの
女性がスイングした時、
お股のところに黒いもやが
かかっておりました」
|
小林 |
「やはりノーパンか」
|
そんなことだろうと思ったが、
そのノーパン嬢がなぜか手招きしている。
|
ノーパン
ゴルファー |
「あなた、
ホールインワンに
チャレンジしてみない?」
|
小林 |
「ホールインワンには
苦い思い出があるからな」
|
ノーパン
ゴルファー |
「残念ね、
成功したら私に
ホールインワンできるかも
しれないのに」
|
小林 |
「さあ、
チャレンジするか」
|
どこまでも節操のない先生であった。
|
ノーパン
ゴルファー |
「ではこちらで
着替えてください」
|
先生が近づくと大男たちが現れ、
衣服をはぎとられす巻きにされた。
局所の部分だけ穴があき、
粗末なモノがこんにちはをしている。
傾斜のある芝にうつぶせに置かれ、
大男が棍棒のようなもので、
先生の足の裏を打った。
|
小林 |
「痛たっ!」
|
ちんちんを下にした先生が、
10メートル先にある穴に向かって進んでいく。
ポコッ
|
小林 |
「やった!
ちんちんが
ホールインワンや!」
|
その刹那、ノーパンゴルファーが
リモコンのレバーを引いた。
|
北小岩 |
「あっ!
穴が閉じられていきます!!」
|
小林 |
「うお〜〜〜〜〜!」
|
ぐにょっ!
先生のイチモツがどうなったのかは、
想像もしたくない。
ひとつだけ言えることは、
先生の町に住んでいると、
急所の寿命が縮むということだけであろう。 |