小林 |
「朝晩、
冷え込むようになってきたな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「お前は冷え込みを、
どのように感じるんや」
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北小岩 |
「わたくし、
布団をはいでしまう癖が
ございまして、
そうしますと手や足が
冷たくなっているので
ございます」
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小林 |
「俺はな、
ご立派と言われ続けたイチモツが、
若干ではあるが縮むんやな」
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北小岩 |
「先生、それは
間違いではないでしょうか」
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小林 |
「なんでや」
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北小岩 |
「そもそも、先生のイチモツは
縮んでようが伸びてようが、
あまり変わりはありません。
ですので、
それが冷え込みの基準には
ならないのではないでしょうか」
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先生の形相が冷え込んでくる。
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北小岩 |
「はっ、申し訳ございません。
わたくし、この頃、
真理を探究するあまり、
つい本当のことを
口走ってしまうのでございます」
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先生の形相が、さらに冷え込む。
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小林 |
「まあ、ええ。
評価というものは、
人それぞれ違うもんや。
そんなことより、久しぶりに
発明家の家に行ってみるか」
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二人は10年前に
考古学者からもらった火打石で
股間を殴り、火花は当然出ないながらも
何となく発火したような気持ちになって
走りだした。
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小林 |
「やはり寒い日には、
走るこっちゃな」
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北小岩 |
「先生、着きました」
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小林 |
「俺は発明家を
何人か知っとるが、
この男はたいしたもんやで」
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たいした
発明家 |
「先生、おひさしぶりです」
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小林 |
「研究の成果はどや」
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たいした
発明家 |
「特殊な暖房機が
ついにできましたよ。
向こうの部屋に
マジックミラーがついているので、
中をご覧ください」
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師弟がのぞくと、
中には思わず興奮せずにはいられなくなる女が
複数いた。
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たいした
発明家 |
「暖房機をスイッチオンします」
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ぎゅわ〜ん
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中の女A |
「暑くなってきたわね」
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中の女B |
「不思議ね。
胸と股間だけが、暑いわ」
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中の女A |
「もう我慢できないわ。
ブラとパンティを
脱いじゃいましょ」
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北小岩 |
「どういうことでございますか」
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たいした
発明家 |
「ブラとパンティだけが熱くなる
特殊な暖房機を開発したのです」
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北小岩 |
「なんと!」
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興奮せずにはいられなくなる女たちが、
部屋から出てきた。
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小林 |
「ブラとパンティが
中にあるな。
拾ってくるわ」
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先生が中に入ったとたん、
暖房機の調子がおかしくなり、
先生の股間に強すぎる光があたった。
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小林 |
「むっ、
俺の股間から煙が出てきた!
このままでは、
イチモツが焦げてしまう!
うお〜〜〜!」
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暖房機はその後も、
先生の股間をとらえ続けた。
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小林 |
「北小岩、何とかせい!」
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しかし、弟子はチン火できずに、
先生のイチモツは燃え尽きてしまった。
恐ろしいことです。
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