ぶるる
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北小岩 |
「ふ〜っ。
もうすっかり冬でございますね」
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はらはらはら〜
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北小岩 |
「落ち葉が舞い、
ほとんど全裸といってもよい木が
たくさんございます。
わたくしのモノはといえば」
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ビュッ
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北小岩 |
「大変でございます。
なぜかわたくしの
イチモツの周りに、
枯葉がたくさん入っております。
身に覚えがございません。
もしかすると、
わたくしのイチモツは
このまま枯れてしまうのでは」
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小林 |
「お前、真昼間から
全裸がどうのイチモツがどうのと、
変態か」
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北小岩 |
「あっ、先生。
そうではございません。
巷がしっかり
冬になっておりますので、
わたくしのブツにももしかしたら
冬が来ているのではないかと思い
観察してみたのでございますが、
イチモツが枯葉に
埋もれていたのでございます」
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小林 |
「心配すんな。
お前のイチモツなど、
とっくの昔に枯れておる。
もちろん、
小便以外のことで使用することもない」
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北小岩くんの股間がなぜ
そのような状況におかれてしまったのかは
謎であるが、結局どうでもいいことであろう。
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小林 |
「それよりも、
町はずれにちょいと
変わった店ができたらしい。
行ってみよか」
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二人はにぎりっ屁をしあい、
それを動力として
ちょいと変わった店に向かった。
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小林 |
「ここやな」
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北小岩 |
「奇妙な店名でございますね」
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弟子が瞠目したのもむべなるかな。
看板に『カップル屋』と大書されているのだ。
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小林 |
「ともかく入ってみるか」
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店には数組のカップルがおり、
何かを試している。
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北小岩 |
「カップル用
ハンドル&ブレーキという
商品ですね。
どういうものか、
聞いてみたいと思います。
お店のお方、
大変申し訳ございませんが、
カップル用
ハンドル&ブレーキとは、
何でございますか」
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お店
の方 |
「ドライブデートする時に、
ほとんどの場合、
彼女が助手席に
座るじゃないですか。
でも手持無沙汰でしょ。
だから、彼女も一緒に
運転できるようにするのが
この機械なんだ」
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北小岩 |
「どういうことで
ございましょうか」
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お店
の方 |
「このハンドルからのびている
ワイヤーを彼のちんちんに
つけるんだよ。
彼の運転に合わせ、
ハンドルを右にきると
ちんちんが右に、
左にきると
ちんちんが左に曲がる。
そして、ブレーキを踏むと
ちんちんが圧縮される」
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北小岩 |
「なんと!」
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お店
の方 |
「運転している一体感があると、
彼女たちからは喜ばれているよ」
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小林 |
「あそこにあるリングはなんや?」
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お店
の方 |
「彼女が彼のちんちんにつける
リングですね。
彼が浮気をしようとすると、
きつく締め上げます。
一旦締め上げ始めると
制御できないので、
ちんちんの運命は
どうなってしまうかわかりません」
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小林&
北小岩 |
「・・・」
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突然現れた『カップル屋』。
カップルにとって有益な店なのかどうか、
現段階ではまだ判断できないであろう。 |