KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百参拾参・・・仕置き

何の変哲もない一日。

小林 「今日の予定は?」
北小岩 「そうでございますね。
 お庭の小石を三ミリほど
 右に移動させようかと思います」
小林 「それで終わりなのか」
北小岩 「はい。
 しいて言えば、
 己に握りっ屁をかまして、
 昨日の屁と香りが違うかどうか
 確かめることもいたします」
小林 「考えようによっては、
 貴族的な時間の使い方をしとるな」
北小岩 「そこまでおっしゃっていただくと、
 わたくしといたしましては、
 とても光栄でございます」
小林 「うらやましくはないがな」
北小岩 「先生のご予定は
 いかがでございますか」
小林 「まず、庭の小石を
 三ミリほど左に移動させる」
北小岩 「はい」
小林 「そして、
 己に握りっ屁をかまして、
 明日の屁と香りが違うかどうかの
 基準にするんやな」
北小岩 「さすが先生でございます。
 わたくしなどは過去の屁と
 比べてしまいますが、
 先生は未来のために
 今日の屁を嗅ぐのでございますね」
小林 「うむ」

感心することではないであろう。

北小岩 「ともかく、今日も一日、
 余裕がありますね」
小林 「もう一つぐらい、
 何かやってもええな。
 そや、ここから三十キロほど
 離れたところに発明家がおって、
 そこには常に
 エロいアシスタントがおるんや。
 行ってみよか」

二人は己の陰毛をペンチで引き抜き、
その痛さを原動力として
発明家の研究所に向かった。

小林 「着いたな」
発明家 「先生じゃないですか」
小林 「何か発明できたか」
発明家 「社会に役立つものができました。
 まず、これを飲んでください」

特殊ドリンクを飲むと。

小林 「むっ、
 急に小便がしたくなった」

柱の後ろに隠れていた
常にエロいアシスタントが
腕をからませてきた。
そのまま一緒にトイレに入ると。

小林 「もれそうや。
 それにしてもやけに
 細長い小便器やな」

じょ〜

先生が放尿を始めた刹那、
常にエロいアシスタントが
険しい声を発した。

常に
エロい
アシス
タント
「便器から外した場合は、
 お仕置きが待ってます!」
小林 「なんじゃそりゃ。
 あっ」

じょぼぼぼ

じゅわじゅわじゅわ

便器に溜まっていた小便が沸騰しだした。

びゅん

小林 「うお〜〜〜!」

斜めに寝ていた小便器が勢いよく立ち上がり、
沸騰した小便がちんちんを直撃した。
 
確かに便器を汚く使う輩は多い。
しっかりと命中させるべきであろう。
とはいえ、
このような発明が必要なのか、否か。
どっちなんでしょね。

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2014-12-21-SUN

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