KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百参拾九・・・火の用心

からから~~~

小林 「だいぶ空気が乾燥しとるな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「ノドもからからしとるな」
北小岩 「この時期、
 火災にも気をつけないと
 いけませんね」
小林 「そやな。
 そろそろ来る頃や」
北小岩 「今年拍子木を打つのは、
 町のSM嬢・珍痛益代
 (ちんいためますよ)さんで
 ございますね」

カンカン

珍痛
益代
「火の用心~~~!」
北小岩 「いらっしゃったようで
 ございます」
小林 「セクシーボンデージに
 違いない」
北小岩 「行ってみましょう」

弟子は寒空の下、SM嬢の見学に。

カンカン

珍痛
益代
「火の用心~~~!」

カンカン

珍痛
益代
「なんか、
 インパクトに欠けるわね。
 みんな聞いてくれてるのかしら」

カンカン

珍痛
益代
「ちょうどいいわ。
 あんたたち、
 そこに突っ立ってないで、
 手伝いなさいよ」
小林&
北小岩
「えっ?」
珍痛
益代
「とにかくこっち来なさいよ」

怪訝な表情で近づくと大男が数人現れ、
二人のパンツをおろし羽交い絞めにした。

珍痛
益代
「じゃあ、拍子木を打つわよ」

カンカン 「火の用心~~~!」
カンぐにゃ~~~!

小林 「うお~~~!」

先生のイチモツを、
思いっきり拍子木で挟み打った。

カンカン 「火の用心~~~!」
カンぐにゃ~~~!

北小岩 「うお~~~!」

弟子も同様に。

カンカン 「火の用心~~~!」
カンぐにゃ~~~!

小林 「うお~~~!」


その後町中を、拍子木の音と火の用心の声、
そして師弟の叫び声が轟いた。

確かに町の人は、
何事かと思い注目してくれるであろう。
しかし、二人のイチモツは、
火遊びもできないほどの重傷を負ってしまった。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2015-02-01-SUN

BACK
戻る