KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百四拾九・・・新花見

ひら〜〜〜
北小岩 「またひとひら、
 桜の花びらが散っていきます」
小林 「お前、ほんまもんのスケベやな」
北小岩 「あっ、先生」
小林 「真昼間から、
 股を開くとかなんとか、
 言っとったやろ」
北小岩 「違います。
 またひとひら」
小林 「そんなことはどうでもええ。
 それより見たか」
北小岩 「はい」
小林 「犬の背中に
 貼り紙があったな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「読んだか」
北小岩 「イケメン オンリー!
 私たちとお花見しましょ!
 エロエロ〜〜〜」
小林 「俺の目の錯覚かと思ったが、
 やはりそうか」
北小岩 「行くしかございませんね」

師弟は犬の後を追った。

小林 「植物園のようやな」
北小岩 「入ってみましょう」
小林 「オールヌードの
 イケメンがおるな」
北小岩 「どういうことで
 ございましょうか」
園の人 「ここは花見と言っても、
 人間が花を見るのではなく、
 花が人間を見るところなんですよ」
北小岩 「なんと!」
小林 「花がいっせいに揺れだしたで」

ぶわ〜

北小岩 「あっ、
 花粉がイケメンの
 おちんちんに向かっております」

イケメンのイチモツには、
たくさんのチョウチョがとまった。

小林 「楽園を想起させるな」

園の人 「あなただと、
 こうはいかないでしょうね」
小林 「何!
 俺のヌードの方が
 すべてにおいてあいつより上や!」

先生はズボンとパンツを同時におろしたのだが、
花たちはいっせいに嫌悪。
臭い汁を出し始めた。

小林 「あのイケメン野郎は
 寝そべっとるな。俺も」

ゴロンッ

先生のイチモツを上から
見てしまうこととなり、
激怒したのがサボテンだった。

サボ
テン
「こんな汚らわしいもの、
 許せないわ!」

ドンッ

勢いをつけて、先生のブツの上に倒れた。

小林 「うげ〜〜〜!」

いい感じでトゲが刺さった。めでたしめでたし。
 

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2015-04-12-SUN

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