ひら〜〜〜
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北小岩 |
「またひとひら、
桜の花びらが散っていきます」
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小林 |
「お前、ほんまもんのスケベやな」
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北小岩 |
「あっ、先生」
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小林 |
「真昼間から、
股を開くとかなんとか、
言っとったやろ」
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北小岩 |
「違います。
またひとひら」
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小林 |
「そんなことはどうでもええ。
それより見たか」
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北小岩 |
「はい」
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小林 |
「犬の背中に
貼り紙があったな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「読んだか」
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北小岩 |
「イケメン オンリー!
私たちとお花見しましょ!
エロエロ〜〜〜」
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小林 |
「俺の目の錯覚かと思ったが、
やはりそうか」
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北小岩 |
「行くしかございませんね」
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師弟は犬の後を追った。
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小林 |
「植物園のようやな」
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北小岩 |
「入ってみましょう」
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小林 |
「オールヌードの
イケメンがおるな」
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北小岩 |
「どういうことで
ございましょうか」
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園の人 |
「ここは花見と言っても、
人間が花を見るのではなく、
花が人間を見るところなんですよ」
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北小岩 |
「なんと!」
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小林 |
「花がいっせいに揺れだしたで」
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ぶわ〜
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北小岩 |
「あっ、
花粉がイケメンの
おちんちんに向かっております」
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イケメンのイチモツには、
たくさんのチョウチョがとまった。
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小林 |
「楽園を想起させるな」
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園の人 |
「あなただと、
こうはいかないでしょうね」
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小林 |
「何!
俺のヌードの方が
すべてにおいてあいつより上や!」
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先生はズボンとパンツを同時におろしたのだが、
花たちはいっせいに嫌悪。
臭い汁を出し始めた。
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小林 |
「あのイケメン野郎は
寝そべっとるな。俺も」
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ゴロンッ
先生のイチモツを上から
見てしまうこととなり、
激怒したのがサボテンだった。
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サボ
テン |
「こんな汚らわしいもの、
許せないわ!」
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ドンッ
勢いをつけて、先生のブツの上に倒れた。
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小林 |
「うげ〜〜〜!」
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いい感じでトゲが刺さった。めでたしめでたし。
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