KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百伍拾・・・乾杯

ガヤガヤガヤ

ピカッ

小林 「俺の心眼が何かをとらえた」
北小岩 「よくご覧ください」
小林 「あの本こそは」
北小岩 「先生がお友だちから頼まれ、
 10年前から探していた
 名著ではございませんか」
小林 「そうや」
北小岩 「今を逃すと10年後まで
 待つことになるかもしれません」
小林 「北小岩、滑り込め!」
北小岩 「かしこまりました」

ずざざっ〜

パッ

本を
ゲット
しようと
していた
もう一人
の男
「しまった!」
北小岩 「一瞬早くわたくしが
 珠玉のエロ本を
 キープいたしました」

弟子は先生が探しているエロ本を、
他のすけべと取り合いになった時のために、
常日頃からスライディングの練習を
していたのである。

小林 「でかしたぞ。
 これでエロ社長も
 随喜の涙を流すやろ」

首とちんちんを長くして待っているエロ社長に
貴重なエロ本を渡すと、
社長はちんちんでお辞儀をし、
二人に『肉体美女ビアホール乾杯券』をくれた。

北小岩 「肉体美女ビアホールとは
 何でしょうか?」
小林 「わからんが、ともかく
 エロ気むんむんであることは
 確かやな」

二人は大きな声で、
自分たちでつくったアスホールの歌をうたい、
ビアホールへ向かった。

小林 「セクシーやが、
 随分がっちりしたおなごが多いな」
北小岩 「筋肉がぱっくり
 割れているようです」
司会の
女性
「ではこれから、
 恒例の乾杯を行います。
 位置について」

ガシッ

小林 「なんや!」
北小岩 「どうしたのでございますか!」

先生と弟子は高さ1メートルほどの
二つの箱状のものに、
大股開きの形でのせられ、
馬鹿力の女性たちに動けないように固定された。

司会の
女性
「では私たち、
 女子プロレスラーの
 前途を祝し乾杯!」
女子
プロレス
ラーA
「乾杯!」

ゴンッ

Aの稲妻のような乾杯ヘッドバットが、
先生の股間をとらえた。

小林 「うぐっ!」

女子
プロレス
ラーB
「乾杯!」

ゴキッ

場外乱闘を得意とするBが、
ジョッキ反則乾杯を弟子の股間に繰り出した。

北小岩 「ぐわっ!」


二人の意識は、
ビールの泡のごとく消えていった。
しかし、この乾杯が
何を物語っているのかは謎である。
一言であらわせば、
どうでもよいということになるのではあるが。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2015-04-19-SUN

BACK
戻る