小林 |
「今日は何をするかな」
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北小岩 |
「わたくし、
先ほど今年に入って初めて
蚊さんを見かけました」
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小林 |
「ほう」
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北小岩 |
「昔、空手の達人で
牛と闘ったり、
熊と闘ったりされた方が
いらっしゃいましたが、
わたくしたちはお座敷犬と闘っても
簡単に負けてしまうでしょう」
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小林 |
「そやろな」
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北小岩 |
「そこででございます。
蚊さんを相手に
闘いを挑みませんか」
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小林 |
「ほほう」
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北小岩 |
「刺されそうになったらよけ、
刺されそうになったら
よけるのです。
それを5時間ほど続ければ、
かなりの運動量になります」
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小林 |
「なるほどな。
つぶしたりせずに、
フットワークを生かして
闘い続ける。
悪くないプランやな」
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北小岩 |
「さっそく蚊さんが
やってまいりました。
蚊さん、これから5時間
お付き合い願います」
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ブ〜ンッ
サッ
ブ〜ンッ
ササッ
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小林 |
「見事やな」
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「あっ、
先生じゃないですか」
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小林 |
「おお、
町を代表するスケべか。
元気か」
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町を
代表する
スケべ |
「はい。
今からビリヤードを
見に行くところなんですよ。
セクシー美女も
多数集まるらしいですよ。
一緒にいかがですか」
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先生と弟子は蚊をほっぽらかしにし、
スケベの後をついていった。
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小林 |
「ビリヤードのあるバーを
プールバーなどというが、
ここはほんとの
プールやないか」
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町を
代表する
スケべ |
「女性用の新しい娯楽として、
ここでビリヤード大会が
行われるのです。
始まりますよ」
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1コースと3コースのスタート台に、
男が立っている。
「スタート!」
男たちが飛び込む。
2コース、4コースの中には、
間隔をあけて水着の美女たちが入っている。
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北小岩 |
「あっ!
美女たちが
脱ぎ始めました!」
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2コースの美女たちは1コースの男を、
4コースの美女たちは3コースの男を
興奮させようとしているようだ。
クロールで泳ぐ男たちの股間に、
変化が訪れた。
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プレイ
ヤーの
女性 |
「いいとこまできたけど、
まだね」
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美女たちがさらに
水中でみだらなポーズをとる。
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プレイ
ヤーの
女性 |
「いまだ!」
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びゅん ぼこっ
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男の
選手 |
「うっ!」
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プレイ
ヤーの
女性 |
「やった!
高得点よ!!」
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北小岩 |
「どういうことで
ございましょうか」
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町を
代表する
スケべ |
「まず、各女性チームが
泳いでいる選手たちに
セクシーな姿を見せ、
股間をもっりさせるんですね。
プレイヤーの女性が
スイッチを押すと、
プールの底に仕掛けられた
キューが飛び出し、
選手の玉を突くのです。
できるだけ股間が
もっこりした状態の
ポールの下にある玉を
突いたチームに高得点が
与えられます」
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小林 |
「確かに女性たちにとって、
新しい娯楽やな」
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町を
代表する
スケべ |
「股間の状態は、
超高度センサーが
判断するんです。
超高度センサーは、
噂によると
軍事兵器に使われるような
とてつもない技術が
導入されているといいますね」
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新しい娯楽というよりも、
技術の無駄遣いともいうべき、
しょ〜もない競技ですね。 |