毎日何もすることのないアホアホ師弟。
今日は町はずれにできたアイデアショップで、
時間をつぶしているようです。
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小林 |
「ほほう。いろいろあるな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「これは孫の手やな」
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北小岩 |
「孫の手ではございません。
『熟女の手』と書かれております」
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小林 |
「なんや、それは」
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北小岩 |
「え〜と、解説書によりますと
『おちんちんがかゆくなった時、
己の手でかいている方も
多いことと存じます』」
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小林 |
「随分かしこまった言い回しやな」
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北小岩 |
「『でも、自分でかいても
面白くないでしょう』」
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小林 |
「そやな」
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北小岩 |
「『そんな時に、熟女の手。
ほどよく熟した手が、やさしく、
いいこいいこするように、
股間をかいてさしあげます』」
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小林 |
「一言でいうとアホらしいだけやが、
男にとって、
そうとも言い切れんところがあるな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「男の心の弱さと言うか、
ロマンと言うか」
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北小岩 |
「その両方でございましょう」
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小林 |
「うむ」
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妙に納得している二人であるのだが、
ただすけべな心に支配されているだけだ。
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北小岩 |
「こちらは何でしょうか」
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小林 |
「何かの栓のようやな」
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北小岩 |
「ワインのコルクとは
違うようですね」
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アイデア
ショップ
の店長 |
「それはお尻の穴の栓なんですよ」
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北小岩 |
「なんと!」
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小林 |
「漏れないようにするんか」
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アイデア
ショップ
の店長 |
「違いますね。
栓には様々な種類があるのです。
ひとつ試してみませんか」
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小林 |
「まったく気が進まんな」
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その刹那、店の奥からミニスカから
パンティがもろ見えになっている
副店長が現れた。
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アイデア
ショップ
の店長 |
「私がサポートしますから、
ぜひつけてみてください。
もしかすると、
弾みでいいこと
あるかもしれませんよ」
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小林 |
「そこまで言われたら、
やらんわけにはいかんな」
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フィッテングルームに入ると、
副店長からパンツを脱いで
お尻を突き出すように促された。
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アイデア
ショップ
の店長 |
「では、栓をしますね」
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パーン!
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小林 |
「何かがケツの中で
弾けたで!!」
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アイデア
ショップ
の店長 |
「この栓をすると、
中で何色かの玉ころが弾け出ます。
栓を抜くたびに
一個一個玉が出てきますので、
商店街の福引に使えます!」
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ひまつぶしにのぞいてみた
アイデアショップであったが、
先生のケツは福引にされてしまった。
だが、こんなこ汚い福引、
誰も引きたがらないであろう。 |