KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百伍拾九・・・スタジオ

小林 「駅から2分の
 アーケードのところに、
 音楽スタジオができたな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「さっき、そこに
 エラくケバい女たちが
 入っていったんや。
 ところで俺が若い頃、
 ザ・ランナウェイズという
 女バンドがあってな」
北小岩 「ランナウェイ・・・。
 何かから逃げているので
 ございますか」
小林 「逃げるというよりも、
 俺にとってはカモン!
 と言った方がよかったな」
北小岩 「と申しますと」
小林 「ボーカルがエロい下着姿で、
 時に大股開きで歌ってたんや」
北小岩 「それは絶景でございます!」
小林 「その時思った。
 俺はこの先、
 ボーカルの黒いパンティとなり、
 一生を過ごすのもええかなと」
北小岩 「先生は日本男児の
 誇り高き心のありかたについて、
 常々わたくしに語りますが、
 日本男児として
 外国女性のパンティとして
 過ごすのは是なのですか」
小林 「その時確かに俺は、
 パンティとして生きる人生に
 思いをはせた」
北小岩 「日本男児が」
小林 「それなら聞くが、
 今のお前の人生と
 美女のパンティとして生きる人生、
 どちらを選ぶんや」
北小岩 「うっ、ううう。
 わたくしも人の子、
 パンティとして生きる道を
 選んでしまうかもしれません」
小林 「そのことについて、
 お前を批判する気はない」
北小岩 「はは〜っ!」
小林 「うむ」

こんな奴らになられては、
むしろパンティがかわいそうであろう。

小林 「あのケバい女たち、
 下着で歌う気がするんやが」
北小岩 「突撃するしかございませんね」

二人はスタジオのお兄さんに
特上のエロ本を進呈し、中に入っていった。
のぞき窓から見ると。

小林 「どれどれ。
 むっ!
 今にも下着を脱ぎそうな
 勢いや!!」
北小岩 「ゴクリ! でございます」

ガチャッ

「あんたたち、何やってんのよ!」

超スケベな視線に気づいたドラマーが、
スティックの先で師弟のノドをつく。

北小岩 「申し訳ございません!」
女ボー
カル
「こっち来いよ!」
女ドラ
マー
「ひとりはバスドラムに、
 もうひとりは
 ギターアンプにするか」

いつの間にか二人は全裸にされ、
先生は大股開きでバスドラムへ
括り付けられ、弟子はお尻の穴に
ギターのシールドをさされた。

女ボー
カル
「ザ・ランナウェイズの
 『Cherry Bomb』行くわよ!♪
 チチチチチチ チェリーボ〜ム!」

ドン ぐにょ!

小林 「うげ〜!!」


ドラマーがペダルを踏むと、
先生のむきだしのちんちんを叩くように
セットされているのだ。

女ギタ
リスト
「ギターの泣きがよくないようね」

グイッ

弟子のちんちんを
アンプの音量つまみのように回す。

北小岩 「ぎょわ!
 ぎゅい〜〜〜ん!」


何とかギターのような音が出るようになった。
めでたしめでたし。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2015-06-21-SUN

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