KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百六拾壱・・・ちんちん電車

師弟と某大手電機メーカーの重役が
立ち話をしているようである。

大手電機
メーカー
の重役
「たまにはうちの研究所に
 遊びにきてくださいよ」
北小岩 「研究所と言えば、機密の宝庫。
 そのような場所に遊びに行っても
 よろしいのでございますか」
大手電機
メーカー
の重役
「機密といってもなあ。
 本来、人間の機密と言うのは、
 下半身でしょ」
北小岩 「極端に言ってしまえば、
 そうという気も致します」
大手電機
メーカー
の重役
「でしょ」
小林 「確かに俺たちは、
 重役の下半身の好みを
 知り尽くしているともいえるな」
大手電機
メーカー
の重役
「そうだよ。
 それに比べれば、企業機密なんて。
 とまではさすがに言えないけれど、
 先生たちにも機密モニターとして
 試してほしいものがあるんだ」
小林 「重役には
 世話になりっぱなしやからな」
北小岩 「そうでございますね」
大手電機
メーカー
の重役
「よし決まった。
 じゃあ、これから俺の車で
 郊外にある研究所にいってみよう」

重役の車に乗り込むと。

北小岩 「重役さま。
 ルームミラーがエロ写真で覆われ、
 女性のその部分のみがくりぬかれて
 鏡としての役割を
 果たしておりますが、
 それでよいのでしょうか」
大手電機
メーカー
の重役
「全部見えているより、
 その方が集中できるんだよ」

よくよく見ると、
サイドミラーもそのようになっていた。

キキーッ

大手電機
メーカー
の重役
「ここです」
小林 「何とか無事に着いたな」
大手電機
メーカー
の重役
「こちらへどうぞ」

厳しいチェックを受け、中に入る。

大手電機
メーカー
の重役
「ちんちん電車が見直されているのは
 ご存知ですか」
北小岩 「環境にやさしく、
 渋滞緩和にもつながるからですね」
大手電機
メーカー
の重役
「そうなんですよ。
 ではお入りください」

ガチャッ

小林&
北小岩
「むむむのむ!」

先生と弟子が
漫画にでもでてきそうな間抜けな声をあげたが、
それも当然のこと。

北小岩 「てっきり本物のちんちん電車が
 走っているのかと思いましたが」
小林 「ちんちんにパンタグラフをつけ、
 上方に張られた電線から
 電気をとった男が
 かなりのスピードで
 動いているとは・・・」
大手電機
メーカー
の重役
「先生もいかがですか」

小林 「俺は遠慮しとくは。
 北小岩、お前いけ」
北小岩 「危険な香りがいたしますが」
小林 「お前、どれだけ重役に
 世話になったと思っとるんや」
北小岩 「はい」

素直に従った弟子であったが。

北小岩 「わたくし、
 緊張するとおちんちんが
 汗をかくのでございます」
大手電機
メーカー
の重役
「いいですか。
 電気流しますよ」

ビービビビビビビビビビビ

ビビビビビビビビビビビビビビビ

北小岩 「うお〜〜〜!」


どうやら汗で、おちんちんが感電したようですね。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2015-07-05-SUN

BACK
戻る