師弟と某大手電機メーカーの重役が
立ち話をしているようである。
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大手電機
メーカー
の重役 |
「たまにはうちの研究所に
遊びにきてくださいよ」
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北小岩 |
「研究所と言えば、機密の宝庫。
そのような場所に遊びに行っても
よろしいのでございますか」
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大手電機
メーカー
の重役 |
「機密といってもなあ。
本来、人間の機密と言うのは、
下半身でしょ」
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北小岩 |
「極端に言ってしまえば、
そうという気も致します」
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大手電機
メーカー
の重役 |
「でしょ」
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小林 |
「確かに俺たちは、
重役の下半身の好みを
知り尽くしているともいえるな」
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大手電機
メーカー
の重役 |
「そうだよ。
それに比べれば、企業機密なんて。
とまではさすがに言えないけれど、
先生たちにも機密モニターとして
試してほしいものがあるんだ」
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小林 |
「重役には
世話になりっぱなしやからな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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大手電機
メーカー
の重役 |
「よし決まった。
じゃあ、これから俺の車で
郊外にある研究所にいってみよう」
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重役の車に乗り込むと。
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北小岩 |
「重役さま。
ルームミラーがエロ写真で覆われ、
女性のその部分のみがくりぬかれて
鏡としての役割を
果たしておりますが、
それでよいのでしょうか」
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大手電機
メーカー
の重役 |
「全部見えているより、
その方が集中できるんだよ」
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よくよく見ると、
サイドミラーもそのようになっていた。
キキーッ
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大手電機
メーカー
の重役 |
「ここです」
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小林 |
「何とか無事に着いたな」
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大手電機
メーカー
の重役 |
「こちらへどうぞ」
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厳しいチェックを受け、中に入る。
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大手電機
メーカー
の重役 |
「ちんちん電車が見直されているのは
ご存知ですか」
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北小岩 |
「環境にやさしく、
渋滞緩和にもつながるからですね」
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大手電機
メーカー
の重役 |
「そうなんですよ。
ではお入りください」
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ガチャッ
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小林&
北小岩 |
「むむむのむ!」
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先生と弟子が
漫画にでもでてきそうな間抜けな声をあげたが、
それも当然のこと。
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北小岩 |
「てっきり本物のちんちん電車が
走っているのかと思いましたが」
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小林 |
「ちんちんにパンタグラフをつけ、
上方に張られた電線から
電気をとった男が
かなりのスピードで
動いているとは・・・」
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大手電機
メーカー
の重役 |
「先生もいかがですか」
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小林 |
「俺は遠慮しとくは。
北小岩、お前いけ」
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北小岩 |
「危険な香りがいたしますが」
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小林 |
「お前、どれだけ重役に
世話になったと思っとるんや」
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北小岩 |
「はい」
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素直に従った弟子であったが。
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北小岩 |
「わたくし、
緊張するとおちんちんが
汗をかくのでございます」
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大手電機
メーカー
の重役 |
「いいですか。
電気流しますよ」
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ビービビビビビビビビビビ
ビビビビビビビビビビビビビビビ
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北小岩 |
「うお〜〜〜!」
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どうやら汗で、おちんちんが感電したようですね。 |