KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百六拾弐・・・おみくじ

うろうろ〜 うろうろ〜

まるで野良犬のように、
町をうろうろしているのは、
弟子の北小岩くんであった。

北小岩 「主婦の方々が
 立ち話をしております」

「ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ」

北小岩 「なぜでございましょうか。
 あの方々は、
 ちょっぴりエッチなことを
 お話されている気がいたします。
 そうでございます」

スーッスススー

先生と出歯亀をしていた時に身につけた、
忍者移動で主婦たちに近づいた。

主婦A 「隣の隣の隣町にできた
 神社行った?」
主婦B 「えっ?神社なんかあったかしら」
主婦A 「突然できたのよ」
北小岩

心の声
「はて?
 神社が突然できるものでしょうか」
主婦A 「その神社のおみくじが凄いのよ」
主婦B 「どういうこと」
主婦A 「実はおちんちんが・・・」
主婦B 「えっ?
 おちんちんが・・・」
北小岩 「なんと!
 これは先生に
 知らせなければなりません」

弟子が猛ダッシュをかけようとし後ろを向くと。

ドンッ!

北小岩 「申し訳ございません。
 あっ、先生ではございませんか」
小林 「ほな行こか」
北小岩 「どこにでございますか」
小林 「神社に決まっとるやないか」

気持ちよさそうなことが絡んだ時、
先生の情報収集能力は神がかりとなる。
猛ダッシュをかけ神社についた二人は、
神主を出色のエロ本で懐柔した。

「何でしょう、このおみくじ。
 『おちんちんおみくじ』って書いてあるけど。
 やってみようかしら」

清楚な女性が
おちんちん型のおみくじ箱をシェイクすると、
先っぽから数字が書かれた
白いおたまじゃくし状のモノが飛び出した。

清楚な
女性
「69番ね。
 この引出をあけるのね」

ビュッ

清楚な
女性
「あっ、
 立派なおちんちんが現れた!
 大吉だわ。
 可愛がってあげましょ!」

どうやら生身の男たちが引き出しの後ろにいて、
いちもつをさしているらしい。
清楚な女性を見ていた
ミニスカートからパンティがのぞいている
ケバい女が。

ケバい
「いいなあ。
 私もやってみよう」

おちんちん型のおみくじをシャカシャカすると、
108番と書かれたおたまじゃくしが飛び出した。

ケバい
「やった!」

急いで引出をのぞくと。

ケバい
「何これ!
 ちいせえ〜。最悪。
 大凶じゃない!!」

女は激怒し、裏に回り込んだ。

ケバい
「てめえのだな!
 大凶じゃ木に結ばなければ
 ならないじゃんか。
 くそ〜」

女は先生のブツを力の限り引っ張り、
木の枝に結び付けてしまった。

小林 「うお〜〜〜!
 千切れる〜〜〜!!」

その後先生のモノがどうなったかは知りませんが、
ここが胡散臭い神社であることだけは確かですね。

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2015-07-12-SUN

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