ざっざっざっ
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小林 |
「先週行った寺は、大変やったな」
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北小岩 |
「イカ臭いなんてものじゃ
ありませんでしたね。
あれっ、
以前あったお寺が壊され、
新しいお寺ができております」
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小林 |
「むっ、
なんやこの香りは!」
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北小岩 |
「下半身がむずむずしてまいりました」
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ボッキ!
ボッキ!
ボッキ!
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小林 |
「見ろ!
境内におる男たちの股間が
膨らみ始めたで」
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北小岩 |
「どういうことでございましょうか」
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小林 |
「あそこに坊さんがおるから
聞いてみろ」
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北小岩 |
「かしこまりました。
お坊さまお坊さま、
このお線香の香りは
何でございますか」
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お坊さん |
「これは線香ではございません」
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北小岩 |
「そうなのですか」
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お坊さん |
「線香より10倍価値があり
淫靡な香りがいたします」
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北小岩 |
「と申しますと」
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お坊さん |
「お線香(おせんこう)ではなく、
お万香(おまんこう)です」
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北小岩 |
「なんと!」
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小林 |
「どうりで男らのちんぽが
巨大化しているはずや。
北小岩もそやろ」
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北小岩 |
「はい。
しかし、先生は
大きくなっていないようですね」
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小林先生が般若の形相に変わっていく。
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北小岩 |
「はっ!
申し訳ございません。
先生のブツが
大きくなっていたことに、
まったく気づきませんでした」
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小林 |
「まあええ」
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にゅるにゅるにゅるにゅる
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小林 |
「なんかいやらしい音がせんか」
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北小岩 |
「あそこをご覧ください」
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小林 |
「変な木魚やな」
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にゅるにゅるにゅるにゅる にゅるりっ
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小林 |
「ちんちん型のバチが
穴の中に入った!」
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お坊さん |
「これは木魚ではなく、
万魚(まんぎょ)です」
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その光景はとてもいやらしく、
お万香で興奮させられた男たちの中には、
昇天してしまうものが続出した。
それにしても先生の町には、
ろくなお寺がないようである。 |