KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百七拾六・・・悪くない

北小岩 「隣町で農業を
 営んでおられる方が
 品種改良した、
 お米の試食会が始まりますね」
小林 「どんな米やろな」
農家
の方
「はい。
 こちらをご注目ください。
 私が長い年月をかけて
 つくりあげたお米は、
 これです!」
北小岩 「うわ!
 一粒が15センチぐらい
 ございます」
小林 「それもちんちんの形を
 しとるやないか」
農家
の方
「では、あなた様から
 ご試食いただけますか」
北小岩 「町の長老さまを
 指名してしまいました」
小林 「いくつになっても
 自分で慰めているから、
 お自慰さん(おじいさん)とも
 呼ばれている方だわな。
 かなり厳しいことを言われるで」
北小岩 「そのような方にとっては、
 おちんちんの形のお米は
 子どもだましに
 感じてしまうでしょうね」
農家
の方
「どうぞ!」
長老 「うむ」

ぱくんちょ

長老 「むっ!」
北小岩 「長老さまが険しいお顔になりました」
農家
の方
「どうですか。
 おちんちん型のお米は」

長老 「これか」
小林 「来るで」
長老 「悪くない!
 この形のモノを口にするのは、
 男のすることではないと
 思っとったが、これは悪くない!」
小林 「えっ???」
農家
の方
「では次はあなたさま」
北小岩 「もと不良の怖いおじさまに
 渡してしまいました」
小林 「血を見ることになるかもしれんな」
農家
の方
「どうぞ!」
もと
不良
「ああ」

ぱくんちょ

もと
不良
「むっ!」
北小岩 「怖いおじさまが
 さらに怖い顔になりました」
農家
の方
「どうですか。
 おちんちん型のお米は」
もと
不良
「これか」
小林 「殴られるで」
もと
不良
「悪くねえな!
 この形のモノを口にしたら
 男じゃねえと思っていたけどよ、
 これは悪くねえぜ!」

世の中にはどうでもいいことがたくさんありますが、
この方々のやり取りこそ、
ほんとにどうでもいいことですね。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2015-10-18-SUN

BACK
戻る