北小岩 |
「隣町で農業を
営んでおられる方が
品種改良した、
お米の試食会が始まりますね」
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小林 |
「どんな米やろな」
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農家
の方 |
「はい。
こちらをご注目ください。
私が長い年月をかけて
つくりあげたお米は、
これです!」
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北小岩 |
「うわ!
一粒が15センチぐらい
ございます」
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小林 |
「それもちんちんの形を
しとるやないか」
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農家
の方 |
「では、あなた様から
ご試食いただけますか」
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北小岩 |
「町の長老さまを
指名してしまいました」
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小林 |
「いくつになっても
自分で慰めているから、
お自慰さん(おじいさん)とも
呼ばれている方だわな。
かなり厳しいことを言われるで」
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北小岩 |
「そのような方にとっては、
おちんちんの形のお米は
子どもだましに
感じてしまうでしょうね」
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農家
の方 |
「どうぞ!」
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長老 |
「うむ」
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ぱくんちょ
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長老 |
「むっ!」
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北小岩 |
「長老さまが険しいお顔になりました」
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農家
の方 |
「どうですか。
おちんちん型のお米は」
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長老 |
「これか」
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小林 |
「来るで」
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長老 |
「悪くない!
この形のモノを口にするのは、
男のすることではないと
思っとったが、これは悪くない!」
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小林 |
「えっ???」
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農家
の方 |
「では次はあなたさま」
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北小岩 |
「もと不良の怖いおじさまに
渡してしまいました」
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小林 |
「血を見ることになるかもしれんな」
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農家
の方 |
「どうぞ!」
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もと
不良 |
「ああ」
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ぱくんちょ
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もと
不良 |
「むっ!」
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北小岩 |
「怖いおじさまが
さらに怖い顔になりました」
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農家
の方 |
「どうですか。
おちんちん型のお米は」
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もと
不良 |
「これか」
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小林 |
「殴られるで」
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もと
不良 |
「悪くねえな!
この形のモノを口にしたら
男じゃねえと思っていたけどよ、
これは悪くねえぜ!」
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世の中にはどうでもいいことがたくさんありますが、
この方々のやり取りこそ、
ほんとにどうでもいいことですね。 |